朝礼ネタ #465 コンサルタントにかっぱわれる | 「デキる上司の朝礼ネタ」

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コンサルタントやカウンセラーといった商売がある。

本来は、クライアント(客)の悩みや問題を解決させることが仕事だけど、
中には、何も成果をあげられなかったり、逆に問題をこじらせたりする者もいる。


たとえば、
何か問題を抱えている人(客)がいて、コンサルタントに相談を持ち掛けたとする。
その際に、コンサルタントがその客に解決策を言ったとする。

(例)
「売上が上がらない」という課題に対して、
「過去のデータをとりましょう」というアドバイスをするなど。


客は、その解決策についていったん違和感を持つものの、
「プロのコンサルタントのアドバイスだから」という理由で、
その解決策を鵜呑みにする。

客は、コンサルタントの言われるがままに行動する。

その後、ほんのわずかな小さなことでも、
「良くなりましたね、成長しましたね」と指摘されることで客は安心する。
コンサルタントのおかげだと解釈し、感謝する。


冷静に考えれば、たいした成果など出ていないのに、
コンサルタントの存在に感謝してしまっている。
アドバイスをもらったことだけで安心しきっている。

コンサルタントに貪られるだけ貪られて、かっぱわれているだけなのに、
その現実に気づいていない人達がいる。




【今日の問いかけ】

そのアドバイスによって成果は出ているのか?





アドバイスをもらうにしても、
アドバイスをするにしても、

アドバイスそのものに満足してはいけない。

アドバイスによって、どんな結果になったのか?
結果につながるアドバイスだったのかどうか?を
厳しく見極めていきたい。