コンサルタントやカウンセラーといった商売がある。
本来は、クライアント(客)の悩みや問題を解決させることが仕事だけど、
中には、何も成果をあげられなかったり、逆に問題をこじらせたりする者もいる。
たとえば、
何か問題を抱えている人(客)がいて、コンサルタントに相談を持ち掛けたとする。
その際に、コンサルタントがその客に解決策を言ったとする。
(例)
「売上が上がらない」という課題に対して、
「過去のデータをとりましょう」というアドバイスをするなど。
客は、その解決策についていったん違和感を持つものの、
「プロのコンサルタントのアドバイスだから」という理由で、
その解決策を鵜呑みにする。
客は、コンサルタントの言われるがままに行動する。
その後、ほんのわずかな小さなことでも、
「良くなりましたね、成長しましたね」と指摘されることで客は安心する。
コンサルタントのおかげだと解釈し、感謝する。
冷静に考えれば、たいした成果など出ていないのに、
コンサルタントの存在に感謝してしまっている。
アドバイスをもらったことだけで安心しきっている。
コンサルタントに貪られるだけ貪られて、かっぱわれているだけなのに、
その現実に気づいていない人達がいる。
【今日の問いかけ】
そのアドバイスによって成果は出ているのか?
アドバイスをもらうにしても、
アドバイスをするにしても、
アドバイスそのものに満足してはいけない。
アドバイスによって、どんな結果になったのか?
結果につながるアドバイスだったのかどうか?を
厳しく見極めていきたい。