11月3日(火) 21時からオンラインの詠唱劇(朗読劇)<「新本格魔法少女りすか」第1話 やさしい魔法はつかえない。~act.3~>

水倉りすか役で高橋李依さんが出演します。

 

act3鑑賞するにあたって、act1、act2を鑑賞したので、その感想とact3の注目ポイントなどを書いていきます。

要点だけ知りたい方は4.まとめをご覧ください。

※物語の内容についてはなるべく触れないような感想になっています。

 

<目次>

1.本劇の構成

2.act1、act2の感想

3.act3の注目ポイント

4.まとめ

 

1.本劇の構成

 本劇は西尾維新原作の「新本格魔法少女りすか」を毎公演異なる声優がリレー形式で朗読していくオンライン朗読劇です。


act1では、供犠創貴(クギ キズタカ)役と朗読を梶裕貴さん、水倉りすか(ミズクラ リスカ)役を悠木碧さん

act2では、供犠創貴役と朗読を鳥海浩輔さん、水倉りすか役を釘宮理恵さん

act3では、供犠創貴役と朗読を松岡禎丞水倉りすか役を高橋李依さん が演じます。

 

 劇の時間は約1時間でact1では原作第1巻の38ページまで、act2の第2巻では74ページまでが演じられました。

第1話が原作第1巻の103ページまでなので、このペースだと次回のact3で『第1話 やさしい魔法はつかえない。』は完結すると予想されます。

 

act3を鑑賞するに当たっては、act1,2を鑑賞した方が良いですが、1公演約4,300円と学生さんなどにはお財布に厳しいのです


りえりーの公演だけでも見たいという人には原作74ページの『赤く赤く赤く----』まで読んでおくと良いと思います。

 

 

2.act1、act2の感想

act1では物語の導入などキズタカのモノローグが大部分を占めているため、


朗読時間の9割が梶さん、1割があおちゃんという感じでした(笑)


あおちゃんの「りすか」は浮世離れ、人間離れしていて、『何を考えているかわからない』得体のしれなさが強調されていました。


「りすか」がカッターを出し入れする『きちきちきち・・・』という音も、あおちゃんが朗読したのですが、個人的には『効果音としては不正解』だけど、『りすかがカッターを出し入れする音としては正解』だというように感じました。


是非、この部分は釘宮さんとも比べて欲しいです。

 

 act2では、朗読時間の7割程度が鳥海さん、3割程度が釘宮さんで、りすかの出番が増えました(笑)


釘宮さんの演じる「りすか」は、あおちゃんよりも幼く・・・というか『くぎゅボイスの魔女っ娘』そのものな訳ですが、朗読を聞いていくと、どんどん役のイメージが釘宮さんに寄っていくので、まぁ不思議。


特徴的かつ魅力的な声色はキャラクター像をも飲み込んでしまうという良い例のように感じました。

 

 

3.act3の注目ポイント


①りえりーの「りすか」の演じ分け

前述のように悠木さんと釘宮さんでは、軸は一緒なものの『声色』などは全く異なるりすかに仕上がっていました。


りすかはめぐみんのような明朗快活なタイプでなく、魔導書をひたすら写本するような陰なタイプなので、act2までの「りすか」なら、ちょっと陰なほわっとした女性になるのかなと予想していますが、が!

 

act3からの内容をちょっと読むと、

「え、これどう演じるの???」という展開があり、物語的にも『これまでと異なる「りすか」』をどのように演じるかが注目ポイントです!!

 

②ストーリーの展開と演技

キズタカと魔法使いの「りすか」がある事件の謎に迫っていく内容なのです。

導入のact1、事件の提示、調査・推理のact2、解決のact3となっており、act2の後半から物語は急展開しています。


全体的にダークな雰囲気なので『舞台 乱歩奇譚』が好きな人にはお勧めできます。


逆にこのすば!のような明るい雰囲気の魔法少女を想像しているとギャップがあります。

 

※サスペンスや推理小説ではないで、トリックとか謎解きという点に重点を置いた作品ではありません。

 

 

4.まとめ

 

①act3を見るのにact1,2の観劇もしくは原作1巻の74ページまでを事前に読んでおいた方が良い。

 

②悠木さん、釘宮さんで異なるキャラクター像、是非3人分のりすかを見て欲しい。

 

③act2後半から物語は急展開、act3でどんな風に演じるか、りえりーの演技に注目!

 

 

以上、ご拝読ありがとうございました。