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インスタント＆カップラーメン。学生時代にはそれなりに食べたが、社会人になってからは、特に結婚してからは殆ど食べていない。理由は覚えていないが、美味しいとは思わなくなり、「インスタント・ラーメンを食べるなら...」と選択順位が下がった。中食が発達し、手軽にどこでも出来合いのモノが食べられるようになったからかもしれない。
そんな我が家でも、カップラーメン類は保存食としてある。たまに保存食をチェックし、「おお！賞味期限が切れている、切れそう！」となり気が向けば食べてきた。が、日本の自宅で食べた時は、食後に「食べて後悔....。不味くはないが....。美味しいも思えないもので太るのは....」といったマイナスな感情が浮かんできた。
ただ、そんなカップラーメンも、スキー場や寒いオフィスでのお腹ペコペコ残業時に食べた時はご馳走に思えた。環境によって感じ方・美味しさが大きく変わる。
実は、先日、朝ドラ「まんぷく」を観て、思い出したように保存食の日清カップヌードルを食べた。食べながら「やっぱりイマイチ。でも、これが発明された時の環境を考えると、これで救われた人が多いよな....。今は身体に悪い食品みたいに言われることが多いが、それは豊かになったからであり.....」と色々考えながら、インド・チェンナイや中国広州でインスタント＆カップラーメンを食べた時のことが蘇ってきた。
インド・チェンナイでは、食料送付制度で送ってもらったインスタントラーメン類を我が家にしては食べた。美味しく思った。「我が家が食べていない間に進化した？」と思ったほどだ。そして12年ほど前の中国広州。中国向けの出前一丁は広州で市民権を得ていてどこでも安く買えたが、たまに日本食材店で日本製の出前一丁を購入して食べた。「これぞ日本の味！美味しい！」と思った。
一方、インド・チェンナイから帰国して美味しく思えなくなったものもある。まずはチョコレート。私はインド・チェンナイでは、砂糖不使用でカカオ含有率が高いお値段高めのチョコレートを食べていた。美味しと思えるお菓子・スイーツ類が現地には殆どなかったので、好きなチョコレートにはお金を使っていた。それに慣れると昔からあるお手頃価格の日本のチョコレートは甘く美味しとは思えない。最近の新しいカカオ含有量が高いチョコレートは美味しいとは思えるが。
次にスナック類やお手頃価格の外食類が帰国直後はとても不味く感じた。「化学調味料の味が前面に出過ぎる！濃い！」と強く感じた。多分、インド・チェンナイではこれらをあまり摂取しなかったからだと思う。同様なことをブラジルから帰国をした友達も言っていた。今はまた日本環境のアミノ酸等のうま味調味料に毒されつつあるが、まだ「美味しくないな....」と思って避けてしまう。
そして、なんと！日本のカレー粉で作るカレーライスを作る気がなくなってしまった。インド・チェンナイ在住時から日本のカレーライス離れになっていたが、日本に帰国して一度作ってかなり後悔！インドから持ち帰ったタメリックやチリパウダーは使ったがイマイチ！「クミンシードなどを使ってもう少しアレンジしないと食べる気にならないな....」と感じ、それ以来作っていない。日本は美味しい食材の選択肢が多いので、「カレーライスを食べるぐらいないら.....」という想いもある。因みに、夫も私もインド料理は大好きで、チェンナイで外食する際は、南インド料理が第一選択しだった。
味覚や味の感じ方は環境や体験に左右されると思う昨今だ。
今日のオマケは、インド・チェンナイ在住時によく行ったスーパーで売られていたインド・ローカルカップ麺。試したことはない....。
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