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今日はぶらっと自由が丘に。「女神まつり」で凄い人だった。「女神まつり」を目的に行ったわけではない。たまたまだ。数年ぶりの自由が丘だったが、「あー!変わったな!」「あー!懐かしい!」の感情が交互にやって来る街並みだった。

女神まつりで賑わう自由が丘。音楽に屋台に飲み食い。「平和だな....。日本にはこういう娯楽があるからいいよね!」とインド・チェンナイ生活を思い出しながらふと思った。そして、街を歩く人の服装はノースリブや半袖!10月7日なのに。今日の東京はフェーン現象で30度超え。この激しい寒暖差にはホント参る。

さて、今日は前回の投稿の続きを。マレーシア・ジョホールバル在住時の2003年の出来事。前回同様、2009年に綴ったモノをベースに投稿します。

★★★★★★

手術室ゾーンに入室。 まずは待合ゾーンに運ばれる。手術を待つ患者が運ばれ待機する場所だ。 この日は金曜日、しかも、その時は夕方。 手術を終えた医師や看護師が「今晩、一緒にご飯いかない?」といった英語の会話が聞こえてくる。 

手術室に入る前に、バーコードみたいなものが付いたブレスレットを手首に巻かれ、本人確認、リスク確認などの書面にサインしたが、またここ・手術室ゾーンでも何度も同じこと・サインを繰り返す。日本で「患者の間違え」が多く報道されていた時だったので、「シンガポールではこんなに何度も確認するんだ・・・」と感心した(日本の実態は知らないが)。 

待合ゾーンに入ってかなり経ってもまだ呼ばれない。暇を潰すために、天井から吊り下げられているテレビに目を向けるも、ニュース・チャンネルだったため、イラク戦争勃発のニュースばかり(勃発の日だった)。面白くない。しばらくすると、看護師が近づいてきて、「戦争のニュースは面白くないよね」と言って、コメディ番組に変えてくれた。 

待てど暮らせどお呼びがかからない。「まだ??」と待ちくたびれていると、執刀担当医が近寄ってきて、「ごめんね。前の内視鏡手術が長引いていて・・・・、まだかかりそう・・・」と一言。いつもお洒落で綺麗なその担当医(女医)。手術着に身をまとい、化粧を落とした彼女は、一瞬誰だか分からなかった。「綺麗ではない」ということでなく、印象が全く異なり驚いた。 

待つこと1時間半ほど。やっと呼ばれ内視鏡手術室へ。 「まな板の上の鯉」の心境だ。 執刀医はPCを操作している。天井からカメラなど様々な機器が下りてくる。機械に囲まれての手術。不思議な感じだ。 麻酔を吸引。「少し麻酔が効きにくい」という英語が聞こえてきたと思ったら、次は担当医の「手術終わりましたよ。・・・・・・・・・」という日本語だった。 

しばらくして病室へ。 夫が居た。夫は術後すぐに担当医から手術の写真を見せられて、手術に関する説明を受けたようだった。私はここから吐き気・嘔吐との戦い。とにかく気持ちが悪くて!悪くて!(私の今の声:コレが全身麻酔のトラウマ。今でも全身麻酔の後は毎回、吐き気・嘔吐との戦い)。

病室は二人部屋。もう一人は同じ日の同時間帯に別の医師の手術を受けたアメリカ人女性だ。私は気持ちが悪くて一睡もできない。彼女はスヤスヤ。そしてやがて大きないびきに。ますます寝れない。殆ど一睡もできずに一夜が明けた。 

手術の翌日。 ホテルの朝食のような豪華な食事が運ばれてきた。朝食だ。私は食事制限がなく一般食だった。しかも病院食とは思えない。が、吐き気で食欲ゼロ。「お粥はない?」と聞いたら中華粥が出てきた。健康な時は何とも思わない、いや美味しいと思う「ごま油」が脂っこい。食べられない(今の私の声:日本の病院食とは比べモノにならないほど豪華だった)。 

当たり前だが看護師とのやり取りは全て英語。弱っている時の英語は少々堪え疲れた。 

しばらくして、同室のアメリカ人女性が話しかけてきた。 彼女はインドネシア在住。リンゴ大の卵巣癌が見つかり、シンガポールで手術をすることにしたそうだ。開腹手術のため、傷口の痛みはあるが気分は良いとのこと。一方、私は、傷口は小さくほとんど分からない程度で全く痛みはないが、とにかく吐き気で気持ちが悪い!彼女はもっと話したそうだったが、吐き気の中での英語。「ごめんね。気持ちが悪くて・・・・」と会話を打ち切った。 

つづく...。

*この時から10年後に乳がん手術を受けたが、患者確認の回数はこの時点のシンガポールの方が多かったと思う。

今日のオマケは一眼レフで最後に撮った夕陽。インド・チェンナイの自宅から撮ったものだ。



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