メジャーリーグには面白い統計分析がある。
UZR。これは守備力を表す指標。
先日行われた、巨人とヤクルトの試合。
巨人打線が防御率リーグトップ(4/28時点)のブキャナン選手に襲いかかる。
1アウト1塁で3番のゲレーロ選手。
ブキャナン選手の変化球を捉えた打球はレフト線へ飛ぶタイムリーツーベースヒット
1塁ランナーの吉川尚輝選手はホームイン。
テレビ中継を見ていて思ったことがある。
レフトを守っていたバレンティン選手の守備だ。
球界トップクラスの緩慢な守備。
ヤクルトもこれには目をつぶらざるを得ないところだ。
UZRは数値が高いほど、守備でチームに貢献していることを示す。
このUZRの面白いところは「UZRが高い=ゴールデングラブ賞を獲得」ではないところだ。
昨シーズンを見てみると、パ・リーグのショーとのゴールデングラブ賞を獲得したのは、ホークスの今宮選手。
だが、UZRで見ると今宮選手より数値が高かった選手がいる。
それは、ライオンズの源田選手。
以外と思うかもしれない。
源田選手はエラーの数も多かったが、守備範囲が広く、アウトにした打球も多かった。
これらを基に評価して、数値化して守備の上手い選手を決めるやり方になるのが、UZR。
このような統計データで見る野球は、個人的にとても興味深い。
データを基に「この選手は○○だ、だから○○。」と語れるのも、単純な印象的なものでは語れない。
今後はどのような統計データが生まれるのか。