うちの娘と息子は
お互いの恋愛相談をするほど中が良い。
二人に硬い『絆』が出来上がったのは
同じ空間と時間を過ごしながら良い事も、悪い事も、
お互いの素直な思いをぶつかりあったからだと思う。
この絆を韓国語で訳すると『情』정となるが
しかし日本語の『絆』には別の読み方があり
その読み方で読むと全く別の意味となる。
『絆』を『きずな』で読むと
『人と人の結びつき』の意味になるが
『絆』を『ほだし』で読むと
『足かせ、首かせの束縛』の意味になる。
この絆が持つ二面性を一つの漢字で表した日本語に
思わず『なるほど』と声を上げずに居られなかった。
私の生活の軸はもちろん絆で結ばれた家族だ。
私が生きてきた証だし、自分が成し遂げた唯一の成果物だ。
しかしこの大切な家族が『絆ほだし』になる時も否めない。
だからだと言って
家族と言う『絆ほだし』から逃げようと
家族と言う『絆きずな』を捨てる考えはさらさらない。
もし意思の弱い自分にこの家族と言うホダシがなかったら
自分は落ちる所まで落ちたに違いない。。。
『絆きずな』がない処に『絆ほだし』もないし、
『絆ほだし』がない処に『絆きずな』もない!
そういう意味で結婚は人生の墓場だ。