本日「師匠」と仰ぐ、中皮腫サポートキャラバン隊理事長 右田孝雄氏が逝去されました。

中皮腫患者にも関わらす、体調が悪くても全国のアスベスト被害者(中皮腫患者)のサポートに尽力されていた姿には頭が下がります。

謹んでご冥福をお祈り致します。

 

私自身、2022年9月に悪性胸膜中皮腫と確定診断を受け、自暴自棄になっていたところに救いの手を差し伸べてくれたのが、右田師匠でした。

同じ歳なので非常に親近感が湧き、中皮腫の治療法やメンタルの保ち方など様々なアドバイスを頂戴しました。

右田師匠の体調悪化により色々活動をお手伝いしたかったのですが、自身の体調面や会社員を継続している関係上オフィシャルにNPO法人の活動をお手伝いすることができなかったのが唯一心残りとなっております。

 

中皮腫患者救済の為、自ら医療情報を勉強し、肺がん学会への参加、肺がんガイドラインの委員などの他にも国会議員への陳情、医師との連携による製薬会社への新薬開発の陳情、医療学会への参加、腹膜中皮腫へのオブジーボ、ヤーボイの標準治療を厚生労働省に認可させるなど、その努力や手腕には大変なご苦労があったと拝察します。

 

昨年、2023年10月の末に右田師匠が福岡に来られましたので、一緒にラドン温泉に行き、博多の水炊きを食べたのが良い思い出です。

歳も同じなので、同年代(昭和)の話題で盛り上がり、お互いの生い立ちや家族状況、秘密の話を共有する仲になりました。

その後も、11月の中旬に東京の渋谷サロンでお会いした時はお酒も嗜まれて、お元気そうでした。

先月より体調を崩されたとの事で、1週間ほど前に大阪にお見舞いに行かせて頂き、色々お話ししましたが残念です。

 

故人の遺徳を偲ぶと共に、ご家族様には謹んでお悔やみ申し上げます。