中皮腫のせいで休職中につき、現実問題として勤労収入ゼロになりました。

5月に定年を迎えますが、上層部から私の雇用継続の指示が出ているようです。

但し、総務から雇用継続については「医師の証明が無いと難しい」とのコメントがあるので、休職しながら定年になりそうな気配です。

 

さて、まだ労災認定されていないサラリーマンが中皮腫になった場合の事例として、記載したいと思います。

(特異な事例で、あまり参考にならないかもしれません)

 

お盆休みを含んで3ヶ月くらいリモートワークで復職したのですが、体調イマイチなのとストレスが高く、11月から再度休職しています。

ようやく、有給を使い果たした2022年11月19日〜12月20日までの傷病手当が健保組合から振り込まれました。

今年度は、有給が44日、リフレッシュ休暇が10日、目的別休暇が50日(傷病等に使える有給)がありましたので、フルに使い果たしました。

「リフレッシュ休暇とか目的別休暇」を設定している企業は少ないと思われるので、病気になっても助かります。

 

今更判明したこと

 

①日額報酬ダウン

遡って平均的な基本日額が算出されていましたが、病気の為、部長から担当課長レベルに降格になっているので、7ヶ月分は日額報酬が大幅にダウン(20%以上)していました。(想定内)

その日額の2/3の金額が傷病手当として支給となる仕組みです。

 

②障害年金と傷病手当のまるまる併給は出来ない。障害年金が無駄💦

悲しいことですが、障害年金が認定されて支給されていますが、その分の日額が差し引かれて支給されていました。

収入的には、障害年金の金額を貰っていないのと同じ事になりました💦

要は、傷病手当金と障害年金が併給になった場合、どちらか高い方に総額が、合わせられる仕組みです。

 

更に、給与から控除できなかった厚生年金の請求もありました。💦

障害年金支給額の約半分です!!

障害年金を認定されたものの、併給調整され結果支払われず、国民の義務としての年金の掛け金は何故か払っています。

なんか釈然としません。💦

(勿論60歳以降は支払いは無いのですが)

 

③労災認定との関係

障害年金、労災、傷病手当金、が併給される場合も、どれか一番高い金額に調整されます。

私の場合、仮に労災が認定された時はアスベストばく露していた時の学生時代のアルバイト賃金となりそうですが、現在の立場での傷病手当金の日額の方が明らかに高いので、傷病手当を貰っている期間は日額が補填される仕組みと判明しました。

労災と傷病手当を重複して貰うと、後で返還しなければならないそうです。

 

④障害年金、失業手当の組み合わせ

併給はOK!!

「どちらも減額されない」事が確認できました。(朗報)

但し、失業手当は1年間なので、働けない場合、当面傷病手当を貰っている方が得でした。

 

⑤傷病手当金と失業手当の併給組み合わせ

併給は不可

 

⑥傷病手当をもらいながら失業した場合

ハローワークーで手続きすると、傷病手当が切れた時点まで、失業手当を貰える開始日が最大4年延長できる事が判明(朗報)

 

⑦確定拠出年金

確定拠出年金は障害者の場合、60歳以前で運用益が出ていても「非課税」にて一時金として貰えると判明したので、早速手続きに入りました。(朗報)

 

⑧企業年金

65歳にならないと、前職、現職の会社から支給されないようです。

一時金を選択しなかったのですが、企業年金基金にいつから手続きできるのか問い合わせしてみようと思います。

 

障害年金、労災、傷病手当金、失業手当とも非課税で、全部の併給を認めると、働いていない方が収入がかなり多くなってしまうケースが多々ありそうですが、がんになった場合は、医療費に物凄くお金がかかるので、せめて障害年金と傷病手当金は併給を認めて欲しいです💦

これは権利だと思います。