胸膜中皮腫と診断されてから、ラドン温泉狙い撃ちで全国を巡ってきました。
実際にラドン温泉やラジウム浴でがん患者の症状が劇的に改善されたという医学的エビデンスは見つかりませんが、がん患者の体感する症状は人それぞれで個人の感覚的なものが大きいと思われます。
自分の場合は、手術後に間質性肺炎を併発して修学的な抗がん治療が出来ないので、古来から「この温泉に行ったら症状が良くなった、緩和された」と言う伝聞は無視出来ません。
「何もしないよりマシ」です。
先日内科の担当医と雑談しましたが、「ラドン温泉療法のエビデンスは無いけど、気分転換とかメンタルに良いのでOKじゃねーの、但しくれぐれもレジオネラ感染症他には気をつけて〜」とのコメントを貰いました。
そこで、各地のラドン温泉のラドン測定値(M・E/Kg)(マッヘと読むらしいです)が出ている施設をWEB上から拾ってみました。
多少測定誤差や測定方法の違いもありそうですが、信頼できそうな数値です。
とりあえず、記載の無いラドン温泉は除外してありますが、驚いた事に測定値の値の大きさと知名度が必ずしも一致しない事が判明しました。
これは温泉施設の質、宿泊施設の有無や旅館の価格(湯治が可能か)によるところが大きいと考察されます。
数値が多ければ効能が高いと思いがちな人は多いと思いますが、(自分もそう思ってしまっている)複合的な要素も関係しそうです。
先ずは、毎週通っている福岡県飯塚市の伊川温泉にある「こうのゆ」です。
こちらは温泉効能表にラドン含有量が記載されていました。
38.22M・E/Kg
現在の国際単位はベクレルに統一されているようですが、文系の自分には変換の計算ロジックがよく分かりません。
1マッヘが13.3ベクレルで、単位を統一してエクセルの計算式で変換して全国ラドン温泉の測定値表を作ろうかとも思いましたが、
リクエストがあればやろうかな。
こうのゆ湯は意外とRn含有量が多いです。
新潟の杉村温泉に匹敵している割には宿泊設備もなく、知名度が低いので「穴場」ではないでしょうか。
レトロな建物ですが、ミストサウナによるラドン浴と岩盤浴もあります。(ミストは歩くところを注意しないと火傷の危険がありますが!)
・玉川温泉(秋田) 0.77M・E/Kg 先月4泊5日で湯治に行きました。
温泉水にはあまりラジウムが含まれていないと言う以外な結果 こちらは岩盤浴で放射線を浴びるのががメインと割り切りましょう。
・杉村温泉(新潟) 37.6M・E/Kg 今度行ってみたいですが、福岡のこうのゆ温泉と測定値はあまり変わらなさそう。
・増富温泉(山梨) 9.8M・E/Kg 今度行ってみたいと思いますが、日本3大ラドン温泉と言われている割には測定値が低そう。
・三朝温泉(鳥取) 142M・E/Kg 6月に行きましたが、汗が止まらず、効果実感です。
この町の町民はがん患者が全国平均の半分以下、岡山大学のエビデンスもあります。リチャレンジ予定
その他「穴場の検索」
・栃尾又温泉(新潟) 51.4 M・E/Kg 雪が溶けたらチャレンじに行きます。
・ロウソク温泉(岐阜) 556 M・E/Kg ケタが一桁違う!絶対行ってみたい。
・猿投温泉(愛知) 21.1 M・E/Kg
・有馬温泉(兵庫) 47.6 M・E/Kg 銀閣 意外な穴場
・関金温泉(鳥取) 53M・E/Kg
・池田ラジウム鉱泉(島根) 183M・E/Kg
・あわくら温泉(岡山) 47.6M・E/Kg
・田原温泉(広島) 68.2M・E/Kg
・石船温泉(山口) 40.47M・E/Kg
・柿下温泉(福岡) 41.86M・E/Kg 残念ながらコロナ禍で閉鎖
・猿が城温泉(鹿児島) 711M・E/Kg 昨年行きましたが、大隈半島の秘境にあり、ぬる湯に10分浸かっただけで汗が止まらず
1975年当時の看板そのままの入浴施設(しかも、最後の表現が旧文語体💦)
現在福岡にいるので、年内にリチャレンジしたいと思います。
しかし、クルマで5時間は遠過ぎます💦