本日も、予定通り時短勤務にて職場復帰を果たしました。
(職場といっても、リモートワークなので自宅なのですが)
パソコン操作は苦ではありませんが、会議での説明や会話で息切れがあり、かなり苦しいです。
中皮腫PD手術の際に併発した薬剤性の間質性肺炎が影響していると推察できますが、先日某先生から中皮腫よりも間質性肺炎の方が5年以内の死亡率が高いとのコメント頂いたので、ビビり捲りです。
マネージメント業務(承認など)が無く、黙っていると暇ですので、社内浪人としては、こちらから能動的に「仕事」を見つけに行かなければなりません。
さて、昨年度は過去最高売り上げと利益を計上し、会社の業績に十分貢献したのですが、有給での4ヶ月休職だけで、「中皮腫」という偏見で再起不能と見做されており、降格→本人の同意無く大幅に基本給(年俸)が下げられてしまいました。
産業再生機構の療養手当10万円ではとても補填できないような額の減額です。
もしローン返済保険や、がん保険に入っていなかったら、東京上野と福岡にある自宅ローンの返済や私学に通う子供の学費の支払いが困難な状況です。
組合員に対しては病気を理由とした給料の減額などは無く、手厚い保護がありますが、管理職はこのような事が当然のように起こります。
実際過去に自分が管理者として、成績不振の部下の退職勧奨や年俸、給料を査定していましたが、自分で自分を厳しく査定すると確かにそうなので、文句も言えません。💦
(年間120回飛行機に乗って出張、平日は接待会食で夜もエンドレス、土曜は接待ゴルフありの業務ができるか?→できません)
怒りの矛先は、アスベスト原因企業(私の場合は、学生時代にバイトしていた積水化学工業と放置していた国)です。
この落とし前は、生き延びて後日きっちりと付けさせてもらいます。
さて、労災についてですが色々問題があります。
若い時の仕事や過去のバイト(学生時代など)が原因でアスベストばく露の場合、非常に申請が厄介です。
まず、40年前の記憶を辿り、状況を確定させなければなりません。
労災が却下された場合、産業再生機構の10万円しか支給されませんので、現在の仕事が継続できず自宅療養になった人は生活の維持が困難です。
苦労して労災が認定されても、40年前のバイト代x8割の休業保障しか受けられないので、現在の収入より下がることが明白で、これも生活の維持が困難です。
但し、労災認定で国を相手に訴訟を起こす権利が出るので、1,150万円の和解金を得る可能性が大きくなります。
また、原因企業への損害賠償請求ができる可能性があります。
私の場合、たまたま恵まれていて会社の福利厚生が充実しています。
すぐに労災を申請すると不都合な点がかなり多いので、退職してフリーになった時点(働けなくなった時点)で労災の休業保障を申請するように、作戦変更です。
理由
・今労災を申請すると、産業再生機構の療養手当が打ち切られ、労災の療養費の個別申請も面倒
・高額医療費の自己負担金(私の場合17万円)が会社から給料として補填されていますが(良い会社です)労災の場合返還する必要がある。
・労災の休業補償金が学生時代のバイト代日当x8割となり、現在の健保の療養手当日当に遥かに及ばない
・厚生年金の障害年金を申請中で、労災の支給額と相殺されてしまう
患者にとって産業再生機構からの療養手当の倍増は必要不可欠です。
なお、以下の通り中皮腫アスベスト疾患患者と家族の会から環境省に抗議声明が出ております。
なお、師匠のみぎえもん氏が兵庫医科大学病院の橋本先生と毎日Youtubeで対談しておりますので、ぜひご参照ください。
引き続き、中皮腫月間ですので、宜しくお願いします。