去年の年末に
パソコンとスマホがほぼ同時に壊れるという事態に遭遇した。
去年はとにかく物がよく壊れたのだけど
まさかこのいちばん忙しい年末に、、
しかも、『なかったら絶対困るもの』が2つも、、、
と泣きたいような気持ちになった。
☆
最初はパソコンから。
もうずいぶん使っていたので時々不具合は出ていた。
起動しても
まっ黒な画面に白い文字で
英語の警告文みたいなのが出てくる。
最初のうちはそれでも何度か強制終了してやり直したりして
だましだまし使えていたのだけど
ついに起動ができなくなって
仕方なく修理屋さんを呼ぶことにした。
☆
中を開けてハードディスクを見てもらうことになったのだけど
もしこのまま復旧できなかった場合
「なくなったら困るデータってありますか？」
と聞かれる。
そこでしばらく考えた。
「なくなったら困るもの…？？？」
特に仕事で何かを使っているということもないしな。
いろいろ忘れないようにメモしておいたこととか、、
まあそれも
どうしても必要ってわけでもないしな。
なくなったらどうしても困るもの
困るもの、、、
最終的に行き着いた答えは
「写真…ぐらいかな？」
というものだった。
☆
結局中を見てもらったら
ディスクが壊れていて
再起不能とのことだった。
無理すればデータの復旧を試みることはできるけど
そのための費用が6万円ほどで
復旧できるかどうかはやってみないとわからないとのこと。
なのでもうそれはあきらめて
新しいパソコンを買うことにしたのだった。
☆
新しいパソコン。
「ひとりで設定できるの？」
「データの移行とか、大丈夫？」
と周りから心配されたけど
データの移行がないから
もうぜーんぜん楽ちん。
まっさらなパソコン。
ゼロからのスタート。
ある意味とってもすがすがしかった。
このとき思った。
失ったら困るものって
意外と少ないのかもしれない。
少なくとも自分にとっては。
☆
次はスマホ。
もうずいぶん前から
充電がもたなくなって
朝100%にして行っても
午前中のうちに10%台に落ちてしまう
ということが当たり前になってしまった。
そのうち充電器に繋ぎっぱなしにしても1%にしかならない
という状態になって
仕方なく携帯ショップで見てもらう。
バッテリー交換くらいで済むだろうと思っていたら
お店で簡易的な診断をしてもらうと
バッテリーに異常はないので
修理工場に送って診断と見積もりをとってもらうことに。
すると返ってきた答えが
『本体交換』
費用が10万円ほど、というものだった。
はあ、、、？
本体交換って…
『全取り換え』
つまり
新しいものを買うってことでしょ？
ものは言いようだなあ、と思いつつ
なんともやり切れない気持ち。
仕方ないのでこちらも買い換えることに。
もうそうするしか選択肢がないので。
☆
ここでひとつ困ったことが。
iphoneだったのだけど
現在お店でもネットでも
最新機種以外は在庫がゼロの状態で
入荷は1か月以上先になるとのこと。
いつとははっきりわからないそう。
(例の、半導体が不足してなんとか、というやつか？)
最新機種なんて
ものすごい超ハイスペックで
自分が持ってても持て余すだろうし。
仕方ないので入荷がわかるまで
修理の間借りていた代替機を
延長して貸してもらうことに。
☆
結局その後、12月の末に入荷して
(iphoneは入荷の連絡を受けたら
4営業日以内に買わないとキャンセル扱いになるそう。
強気)
12月の末なんてもう最高潮に忙しかったので
なんとか年明けまで待ってもらって
無事入手することができた。
☆
使うスマホを交換するたびに
バックアップをとる
という作業をした。
スマホのバックアップなんて
今までやっていなかったけど
今回の件で
それが大事なことだったということがわかった。
ただ自分がもともと使っていた機種(かなり古い)と
代替機や新しく買い替えた機種は
バージョンが違うので
一部移行できないデータがあった。
でもそんなもの
あのパソコンの『全失い』に比べたら
というものだった。
☆
失ったものはもう戻らない
そう思ってあきらめるしかない
と知ったとき
ある意味人生に怖いものがなくなった。
でもデータのバックアップは大事。
これからはきちんととるようにしよう。
痛い思いをして
大きなことを学んだ年末年始だった。
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【2023年1月16日 追記】
現在は新しいパソコンに買い替えて、不具合もなく
快適に使えている私ですが
壊れる前の何か月間か、ときどき画面に現れる
謎の警告文に悩まされました。
何を言っているのか意味がわからないし
どう対処すればいいのかもわからず
ネットで調べても専門用語がたくさん出てきて
それをまたネットで調べて、、、と。
そういうことをわかりやすく
ブログに書いてくださっている方がいらっしゃいました。
データライフセーバーさん。
現役のデータ復旧エンジニアさんだそうです。
こちらです↓
今回の記事の反響が大きかったので、同じようなことで
困っている人が多いんだなと思いました。
いざというときに、どなたかの役に立てばと思います。