気温も上がってきたことだし…と思いながら、久しぶりに浴室の、フラップ式の小窓を開けてお風呂に入ることにする。
湯船に浸かると、体が少しずつあたたまって、頭の上でひんやりした風が通り抜けるのを感じる。
目を閉じたら、いつか行ったどこかの露天風呂の記憶がよみがえってきた。
お湯が湧き出す音だけ静かに響いて、斜めに差す夕日がのばした腕を照らしている。
夕食がすんだらお土産コーナーを見て、また夜も入りに来るんだ。
夜の露天風呂は、山の景色も木々の緑も消えてまっ黒。
そのかわり、空には星がきれいに見えている。
☆彡
少し窓を開けただけなのに、外の匂いがして、いつもとは違う空間になる。
でもいい気分になりすぎて、そのまま上がってシャンプーをしていたら、体が冷えて寒くなってきた。
うーん、まだちょっと早かったかも。
日中は暑くても、夜の外気はまだ冷たいんだな。
慌てて窓を閉めた。
☆彡
夏になったら、浴室のドアも開けて、家じゅうの窓という窓を開けて、盛大に吹き抜ける風の中で、おうち露天風呂気分を味わいたい。
昔誰かから聞いて、何度かやったことがあるけど、すべてから解放されて野生に帰った気分になれる。
本当におすすめなんだけど、防犯上のことも考えて、できる範囲でね。
今はまだ、あったまる方優先だから、お気に入りの乳白色のバブでも入れてぬくぬくしていよう。