最近晩ごはんのおともに
少しずつ見ているもの。
先日録画しておいた映画
『ファンタスティック・プラネット』。
ちょっとシュールな感じで
内容もおもしろいのだけど
たんたんと語られている
フランス語のセリフが
聞いていてとても心地よくて
「ああまたフランス語やりたいな」
とふと思った。
夜寝る時ふとんの中で
また思い出して
「そういえば昔ラジオ講座とか聞いてたな
今もやってるのかな」
と気になって
朝起きてからすぐ調べてみた。
そしたら4月から始まるNHKのラジオ講座が
今日からスタートだった。
なんてすばらしいタイミング。
☆彡
最初にフランス語の勉強をしたのは
学生(美術系の専門学校生)の時。
学校に通っている2年間
宿題をしたりする合間をぬって
毎日のラジオ講座を
パーフェクトに続けたということがあった。
(1クール=1年なので、2クール分。
リアルタイムで聞けなかった回は
"ラジカセ"で録音しておいてあとから聞いた)
さらに後半は
テレビ講座も見るようになっていた。
まあ学生だったからできたんだろうけど。
それで何かしゃべれるようになったとか
そういう訳ではないけど
ずっと前から不思議だった
「これどうやって発音するんだろう?」とか
「見たことない記号があるけど何て読むんだろう」
みたいなことを始めとする数々の疑問が解決されて
うれしかった。
100まで数えられるようになったりとか。
自分の生年月日が言えるようになったりとか。
☆彡
その後何年かたって
今度は実際に語学教室に通って
個人レッスンを受けたりもした。
その時はフランス人の先生に
じかに教えてもらったので
ちゃんとした発音も教えてもらえて
簡単な受け答えはできるようになった。
意外と知られていないけど
フランス語検定というのがあって(今もあるのかな?)
受けたこともあった。
3級(ごく初歩的なこと)合格したような記憶がある。
☆彡
その頃は周りに
何度もフランスに行ったことのある人もいて
話を聞いているうちに
自分も行ってみたいなあという気持ちになってきて
パリのアパルトマンでひとり暮らしをして
のみの市でアンティークの食器を買って
コルドンブルー(料理学校)に通って
お菓子の作り方を勉強して・・・
なんて夢をふくらませたりもした。
でもそのうち仕事が忙しくなったりして
語学教室はやめてしまった。
☆彡
それからしばらくたって
ラジオ講座のテキストや
身の回りのものをフランス語で何て言うのか辞典や
旅行フランス語会話辞典、、、
みたいなものがずいぶんたまっていたけど
もう特に興味がなくなってすべて処分した。
昔の『やりたいことリスト』が出てきた時
フランス語をもう一度、みたいなことが
書かれていたけど
すっかり熱も冷めてしまったので
上から二本線を引いて
消してしまった。
もうこの先一生フランス語をやることはないな
と思って。
☆彡
でもものごとは
何をきっかけに再燃するかわからない。
たまたま録画しておいた映画から
こんな気持ちになるなんて。
ただ今は特に旅行とか
何かしたいという目的もなく
とにかく勉強したい
という気持ちだけ。
わざわざスクールとかどこかに通って
というほどの熱量でもなく
家で自分でできる範囲のことをやるくらいで
満足する感じ。
今年はとにかく
思いついたものは
何でもやってみることにしたので
まあ自分にやらせてあげよう
ぐらいの感じで。
☆彡
それでさっそくネットで調べて
テキストを注文した(近所に本屋さんがないので)。
定期購読にすると送料が無料になるけど
続けるかわからないし
どんどんテキストが送られてくると
"やらされてる感"が芽生えてくる気がするので
ここは1か月ごとに自分の気持ちを確かめながら
更新する形式で
毎回新たに注文することにしよう。
ラジオは『聞き逃し配信』があるみたいなので
なんとか毎回聞くことができそう。
☆彡
今年の初めに『やりたいことリスト』を書いたけど
すでに『今年やったことリスト』も作って
1月からひと月ごとにまとめて書くことにしている。
(去年は年末にまとめて書いたのだけど
1年分まとめて書こうとすると
思い出すのにエネルギーが必要で面倒なので
同時進行で書いてしまうことにした)
ここまでのところを
読み返してみただけでも
・1月の時点ではやりたいと思っていたけれど
気持ちが変わって消えてしまったもの
・始めたけれどピンとこなくてすぐにやめたもの
・やり始めた時は意味がわからなかったけど
少したってみたら「ああこれにつながってたのか!」
とびっくりしたもの
などなど・・・
4月に入った今の時点までで
すでにいろんな軌跡が見てとれる。
だからとにかく今回も
まずは気楽に始めてみようと思う。
すぐに飽きるかもしれないけど
それでもよしとする。
☆彡
昔のテキスト類はもう残ってないけど
気がついたら
これだけはなぜか捨てずにとってあった
というものがあった。
『星の王子様』の言語版と
レイモン・ペイネのイラスト。
もう古くてボロボロだけど
好きすぎてずっと部屋に飾ってある。
長く生きてると
自分のしてきたことが
物語みたいに見える瞬間があって
おもしろいな
なんて思った。