今日買い物をしている時

急にマスクの中で

鼻がむずむず…


くしゃみが出そうになって

「あ…来た!」と思った。



早い人は1月くらいから始まる

花粉症。



みんな今

セキとかくしゃみに敏感だから

出たら嫌だなあと思ってなんとか我慢して


ささっと買い物を済ませて外に出た。



        ☆彡



中学生の頃


毎年春先になると

お父さんがくしゃみをしていて


それが毎回

何度も何度も続くのが

とても不思議だった。



昔からそうだったのか

その頃気がついたのかは覚えてないけれど。



当時は花粉症という言葉がまだなくて


お父さんはいつも


「アレルギーだよ」とか

「ブタクサだよ」

と言っていた。




時々

鼻の穴に直接当ててぷしゅっとやる

スプレー式の薬か何かを使っていたけど


効果があったのかどうかはわからない。



一時的におさまっても

しばらくするとまた

くしゃみはぶり返していた。



周りにそんな人はひとりもいなかったし

お父さん変わってるなあ

と思っていた。



        ☆彡



それが

高校生くらいになったら自分も


春先になると同じように

くしゃみが出るようになって


同じクラスにも

同じようにくしゃみをしている子がいた。



その頃には

"アレルギー性鼻炎"とか"花粉病"

という言葉が生まれていたように思う。



        ☆彡



大人になるにつれて

似たような人が

周りにもだんだん増えてきた。


くしゃみと鼻水が止まらなくて

ついでに涙も止まらなくて

泣いたあとのように目がまっ赤になってる人もいて



鼻の病気だと思っていたのに

目にも症状が出るんだ

と初めて知った。



        ☆彡



その頃はまだ

"マスクをして花粉から身を守る"

という方法はあまり広まっていなくて



しようと思っても

マスクをするというのは

なんとなくかっこ悪くて恥ずかしいことだったから


実行する人は少なかった。



マスクをするのは

風邪をひいている人か

歯医者さんか

給食当番くらい


みたいな認識だった。



不織布のマスクなんていうのもまだなくて

みんなガーゼマスクだったし。



        ☆彡



でも年々

花粉症人口が増えていくにつれて


つらい症状が

多くの人に知られるようになり



花粉症の人がマスクをするのは

当たり前のこととして


世の中に浸透し始めた。


目を守るためのゴーグルなんかも出たりして。




でもそれでも

風邪の季節が終わったのに

マスクをしているというのは


ちょっと人目を気にする

恥ずかしいことであるのには

変わりなかった。



        ☆彡



私は

朝のラッシュ時に電車に乗る時が

いちばん恥ずかしかった。


みんなに見られているようで。

 

 

 

だからってかっこつけて

 

マスクをしないでいると




乗ってる間に

必ず"はくしょんタイム"がやってくるので

慌ててハンカチで口を押さえることになる。




何の前触れもなく

突然鼻水がたらり…ということもあったりして


「ああ次からはマスクしてこよう」って

しぶしぶ思うのだった。



        ☆彡



それがここ最近は

 

世の中全体が

マスクが義務になったから


いいのか悪いのかわからないけど


マスクをして電車に乗るのが

恥ずかしいことではなくなった。





ただマスクをしていても

花粉症自体が消えるわけではないので


途中でムズムズタイムはやってくる。



目の前に人がいる時は

「お願い、くしゃみ、出ないで!」と祈りながら

できる限り抵抗する。



        ☆彡



あの


お父さんのくしゃみを

珍しいと思っていた頃から


ずいぶん変わったなと思う。




今はお父さんはもう天国にいるけど

毎年この時期になると


「お父さん、時代の先を行ってたね」って

つい心の中で

言ってしまう。

 

 

 

 

電車の中でくしゃみが出そうな女性のイラスト

 

 

 

 

 

 

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2月に入りました。

私は寒いのが苦手なので

いい匂いの入浴剤を買って

お風呂でゆっくりあたたまるのを

一日の最後のお楽しみタイムにして過ごしています。


みなさんのお楽しみは何ですか?

 

 

             - 午後のうさぎ -

 

 

 

 

 

 

 

 

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