まぁ、かなりびっくりはしたけど、立ち上がれないほどショックを受けたり、著しく落ち込んだりはしなかったかな。白血病といえば山口百恵の赤いシリーズとか夏目雅子とかの不治の病といったイメージしかなく「まじかー。こりゃー、参ったな。」とは思ったけど、先生の話や各種サイトを巡って、治療が難しくなる急性期に転化するまで3-5年という一定の猶予期間があるということがわかったので、じたばたせずに出来る事はやりましょう、と割り切ることにした。パートナーはいるけど子供はいないし、そういう意味ではあまり背負っているものがあまりないからかもしれない。あとは職種柄最悪の状況を想定してそこから何をリカバー出来るのかを考える癖がついているからかも。そもそもジタバタしても始まらないし。

 

自分にとっての最悪の状況が、投薬治療が上手くいかず3-5年位で急性転化してしまうということだとすると、仕事はちょうどそのタイミングで定年だし、そこまで勤め上げることができたら贅沢しなければ暮らしていけそうだし、遺言状も準備してたし、憂いがあるとすると今飼っている3歳のワンコと、去年大枚叩いて新調した楽器の行く末位か。

 

ちょうど年齢的にこの人生がどのよう終わるのかを考え始めだした時だったので、ひとつそれなりの確立で起こりうるオプション(でもないか....)が出来たな、という感じで、その感情は今もあまり変わっていません。先生がびっくりするほど発見のタイミングが早く、白血病としての症状がまったくないから実感がわいていないからだろうし、実際それが視野にはいってくると多分アタフタするんだろうけど。

 

医療費(CML以外の医療費及び自費診療の歯科を含む):99,100円