羽田空港での日本航空機と海保機との衝突炎上事故の影響で、北海道滞在が1日増えたことで実現した根室本線の廃止区間のお別れ乗車。まずは、朝6時からのホテルでの朝食サービスで雑穀米やスムージーの健康的な朝食を食べてから帯広駅へ向かいます。

帯広駅に停車していたのは、H100形DECMOの花咲線ラッピング車両。シートのモケットもかわいいです。根室本線 新得行き普通列車は予想外にも満席となり立ち客までおり、かなりの混雑でした。途中の芽室や十勝清水での下車はあったものの混雑のまま新得駅に到着。

 

ホテルでの朝食サービス

帯広駅

H100形DECMO花咲線ラッピング車両で新得駅へ

 

新得駅に到着後は、全乗客が根室本線 東鹿越駅行き代行バスへと乗り込んで行きました。バスは8割ほどが座席が埋まりました。スキーやスノーボードの積み込みに手間取りやや遅れて新得駅を発車。JR代行バスは十勝サホロリゾートへの無料送迎バスも兼ねているため、サホロリゾートでスキーやスノーボードの乗客が多く下車し少し空席も出てきました。バスは狩勝峠をどんどんと登り、かつての日本三大車窓 狩勝峠からは十勝平野を望むことができます。根室本線の落合駅・幾寅駅と停車し東鹿越駅で滝川行き普通列車に乗り換えます。

 

JR 代行バスで狩勝峠をこえて東鹿越駅へ

 

東鹿越発滝川行き普通列車は、東鹿越駅で折り返し乗車する乗客と代行バスの乗客が乗り込み立ち客が出るほどの混雑で滝川駅へ向けて発車。全面真っ白に凍ったワカサギ釣りのテントが見えるかなやま湖(金山ダム)や夕張山地の山々と富良野盆地など素晴らしい車窓と晴天となり逆光で眩しかったです。

 

南富良野の素晴らしい車窓

 

富良野駅で地元の方も乗車してきて、滝川駅までの主要駅からも乗客が乗ってきてかなりの混雑のまま終着の滝川駅に到着。滝川駅からは函館本線を乗り継ぎ札幌方面へ向かいます。

元々、JR北海道単独では維持できない赤線区だったが2016年8月の台風10号による甚大な被害を受けたことがきっかけで災害復旧されることなく2024年3月31日で廃止されることになった根室本線(富良野〜新得間)の部分廃止による分断は本当に残念でならない。かつては、道東方面への主要幹線であり石炭や木材や石灰石などの貨物輸送など北海道を支えた路線との最後の別れは悲しい。滝川〜釧路間308.4kmを8時間25分で走行した日本最長の普通列車2429Dの旅は今でもいい思い出になっている。

 

滝川駅に到着

ありがとう根室本線(朱色5号が駆けた鉄路)記念入場券