2021年12月30日から2022年1月4日にかけて、日本海から太平洋をめぐる日本を半周するフェリーの旅をしました。その際に苫小牧〜名古屋(仙台経由)1,330kmの日本最長フェリーの太平洋フェリー「きそ」に乗船しました。所要時間が39時間30分というフェリーで2泊しましたが、本当の日本最長フェリーは名古屋〜苫小牧(仙台経由)1.330km所要時間40時間だと知りいつか乗船したいと思っていました。

 

2023年12月30日、まだ夜明け前の東京駅を東海道線熱海行き普通列車に乗車して旅のスタート。熱海駅で静岡行き普通列車に乗り換え、沼津駅を出ると車窓には富士山が見えてきます。静岡駅で浜松行きに乗り換え、静岡県を横断し浜松駅に到着。

 

夜明け前の東京駅を出発

富士山

大井川

天竜川

浜松駅に到着

 

浜松駅でちょうど11時だったので早めの昼食にすることにします。駅前にある八百徳の「お櫃鰻茶漬け」を食べました。名古屋のひつまぶしと食べ方は同じです。パリッと香ばしく焼いた鰻とあっさりしたタレが美味しいです。うな茶漬けは、昆布だしの旨味が効いたお茶が鰻の香ばしさと合わさり美味しくてどんどん食べれちゃいます。

 

お櫃鰻茶漬け

 

浜松で昼食を食べて再び名古屋へ向けて乗り継ぎの繰り返しです。浜松駅で豊橋行きへ乗車し静岡県から愛知県へ、車窓には浜名湖が見えますが東海道新幹線からの方が浜名湖はよく見えます。豊橋駅で新快速大垣行きに乗り換えて名古屋に到着。6時間以上かけて普通列車だけで名古屋に到着するも乗り継ぎはまだまだ続きます。

 

浜名湖

名古屋に到着

 

名古屋駅の中央コンコースに長い行列を発見。人気スイーツ「ぴよりん」を買うための行列です。将棋の藤井聡太さんが対局のおやつに選んだことから人気になりました。自分は併設されている、ぴよりんSTATION カフェ ジャンシアーヌでぴよりんプレート(トースト)を食べました。席に案内されるまでは待ち時間はだいたい40分くらい待ちました。

 

新・名古屋名物「ぴよりん」

 

名鉄百貨店のシンボル「ナナちゃん」が「タイムボカンシリーズヤッターマン」の人気キャラクター「ドロンジョ」に変身してました。この「ナナちゃん」も見たかったんですよ。辰年だからタツノコプロとのコラボだそうです。

 

名鉄百貨店のシンボル「ナナちゃん」

 

名古屋の旬の名物を堪能したあとは、名古屋駅からあおなみ線でフェリーターミナル近くの野跡駅へ向かい市営バスに乗り換えて約12分で名古屋フェリーターミナルに到着。

 

あおなみ線に乗り換え

 

名古屋フェリーターミナルで乗船手続きを済ませチケットを発券してもらい乗船時間まで待合室で待ちます。夕日が沈みすっかり空が暗くなった17時30分に乗船が始まります。

 

太平洋フェリー「いしかり」

 

出港1時間前の18時からは夕食が食べれるのでレストランへと向かい夕食バイキングで夕食。太平洋フェリーはとにかく料理の種類が豊富で美味しいです。ついつい取りすぎちゃいます。デザートのアイスクリームとシューアイスもしっかりと食べました。今回乗船した船室は、相部屋タイプですがほぼ個室のS寝台にしました。天井も高くテレビもついています。

 

いよいよ乗船

豊富な料理の種類がある夕食バイキング

 

19時にいよいよ名古屋フェリーターミナルを出港。日本最大の貿易港である名古屋港を出港し40時間の船旅の始まりです。そして、出港して早々に見どころの名港トリトン(名港西大橋)の下を日本最大級のフェリーが橋の下スレスレを航行していきます。船のファンネルと橋は数メートルくらいしかなく迫力の通過シーンが見れます。

 

名古屋フェリーターミナルを出港

 

今回乗船した太平洋フェリー「いしかり」は全長199.9mある国内最大級のフェリーで船内は「エーゲ海の輝き」をコンセプトにしたエーゲ海の青い海と白壁の家々をイメージした明るい内装になっています。

 

エーゲ海の輝きをコンセプトにした内装

 

出港して1時間後の20時からは、シアターラウンジで無料で楽しめるショーが行われます。2023年5月から再開されました。船内でピアニストの生演奏が聴けるのはいいですね。22時からは同じシアターラウンジで映画の上映も行われます。映画が終わると日付も変わり寝る前に展望大浴場で風呂に浸かって1日の移動の疲れを癒やし眠りにつきました。

 

シアターラウンジでピアニストの生演奏を楽しむ