錦糸町亀戸ランチ~ときどき赤坂恵比寿~たまーに番外編で旅先-銀寿司 その6





3月25日 銀寿司 その6

墨田区業平4‐2‐8

3623‐2991




お昼のちらし900円大盛り同額


「腕の立つ仕事人の、寿司の味」


ここのちらし寿司を食べたくなった。


常々気にかけてはいたが、昨年9月以来ご無沙汰してしまった。


店に着くと、カウンター席はおじさん3人が陣取っている。


一番端の空いた席に座らせてもらう。


先客3人は、おじさん1人ランチと工務店おじさん2人組。


隣席のおじさんは食べ終えてすぐに退場するも、工務店は供されたばかり。


1人は自分同様にちらし、一方はにぎりを食べている。


ランチタイムはこの2種類のみでともに900円。


一度だけにぎりを賞味したことがあるが、


おじさんの美味しそうな様子を見てまた食べたくなった。


次回は、そうしょう。




ご主人は手際よく盛り付けにかかり、すぐに丼が用意された。


期待通り、てんこ盛り。


てっぺんにシイタケの煮物が鎮座し、


その下にはまぐろ・コハダ・海老・あなご・たこなどが盛り付けてある。


まずは、裏側に盛られた玉子焼を醤油皿に避難させる。


どこから食べるべきか迷うが、


今日はトップオブちらしのシイタケから口にする。


肉厚なものが、2切れ。




ご主人の自慢の一つで、ダシの味がよく染みている。


言うまでもなく、美味い。




コハダも、いい仕事。


丁寧に仕込みされて塩と酢の加減が、いい。


サバは存在感ある切り方で、縦に折って盛り付けてある。


半ジメの状態で、青魚が好きな人向けと言えよう。


もう一切れ、白身。

おそらく、イサキ。


脂はひかえめで、上品な味。


あなご。


わざわざ炙ってある。


表面は香ばしくパリッとして、身はふっくらしている。


シャリは、玉子焼を移動させた部分から箸をつける。


大盛りでお願いした通り、納得のボリューム。


ごはんとしてちょうどいい炊き加減で、酢の風味もいい感じ。


マグロは、3切れ。

横に折って盛り付けてある。


宝石のように赤く、美しい。


期待通りの、マグロの旨味。


明太子。


赤くなく最初はタラコかと思ったが、後味が上品に繊細なピリ辛。


一口サイズなのでよく味わって賞味する。


卵のプチプチ感が、いい。




タコ。


これもご主人の自慢の一つ。


やわらかく煮てあり、旨い。




イカ。


身は白く新鮮で甘い。


頭の三角の部分は煮込んで、輪切りにしてある。


ピンク色でプリプリ。


酒に合う旨味。




赤貝は、小振りで乙女の一口サイズ。


イキがよくてコリコリの食感がなかなかいい。


海老も少し大袈裟に言うと、龍のような姿で、


シイタケとともに上部に鎮座している。


蒸してあり、見事に鮮やかな朱の模様で身は白い。


噛むとサクりとして、甘くて旨い。


小さなたくあんとガリも、さっぱりと美味しく楽しめた。


些か多めに添えられたワサビも、泣かせる。


つけるべきネタはなく、これだけで賞味する。


小鉢には、しらすおろし。


大根おろしがたっぷりで、おろし汁もいい感じに苦い。


醤油をほんの少しと、ワサビとで楽しんだ。


刻んだ青ネギも、いい感じ。




おわんには、ワカメと刻んだ油揚げの味噌汁。


味噌っかすがたっぷりで、濃いめのダシ。


個人的に、好きな味付け。


まだ飲みかけだったが、ご主人は熱いお茶を用意してくれた。


シメにすする時には、満たされた気分になった。


ホントに近いうちに、にぎりを賞味しにおじゃましよう。