ご訪問いただきまして
ありがとうございます。
いよいよ
入院生活もあと一日
一日中
ごろごろして
エネルギー
フル充電
できました
なので、
いますぐ帰りたいです
夕方
やっと外された点滴。
好きなときに
シャワーが浴びられる
自由を
手にいれました
そんな私ですが
同僚にも
友達にも
家族にも
誰にも会えない
毎日のなか
話すことも
笑うこともなく
いつになく
元気がでません
たった5日の
入院ですが
よーく眠れたのは
最初の夜だけ。
最初の夜だけはなぜか
快眠でした
だんだんと
活気を失っていく私に
驚きを隠せない
ナースさん達
「入院されてから
どんどん元気なくなりましたね」
先生も含めて
みんなに言われてしまいます
元気です。
早く帰りたい。
ある日の午後
通りすがりの
談話室で
暗いままの部屋で
言葉なく佇む
ご家族をみつけて
何気なく
電気をつけて
しまったんです
いいことをしたつもりが
通りすがりに
聞こえてきたのは
すすり泣く声
病院には
いろんな病気や
いろんな事情を抱えた人が
たくさん存在するんです。
明るいところでは
顔を見ながらでは
話せない話も
あるのかもしれません
これからのこと
いままでのこと。
大切な人を想い
会いたくて
胸がぎゅーっとなる。
つけっぱなしだった
テレビには
気づかなかったのに
窓を叩く雨や風の音に
目が覚めてしまう。
病院の夜は
なんでこんなに
長いんだろう。
あのご家族もまた
長い夜に
思いをめぐらせているのかな。
ナースとして
そばにいたかったな。