ご訪問いただきまして

ありがとうございます。





もうすぐ死ぬんだ、


と私の年の数だけ

言い続けた父が


78歳で

亡くなりました。




生命の終わりがくることが

本当は

死ぬほど怖かった父に


タイムマシンがあったら

子供の頃に戻って

まだまだ生きると

教えてあげたい。




そしたら

安心して生きていたかなあ

なんて思ってしまう。





時々は訪ねていた

ひとりで暮らす父の部屋には


まだ若く 

今よりは可愛かった17才の

わたしの写真が


照れ笑いで

こちらを向いていました。





現実の娘より

ずっとそばにいて

笑顔で見守っていたのかも

しれません。





幼い頃は

とにかく人見知りで

滅多に笑わなかった私は


不貞腐れると

ますます無愛想だったので


「ぶすったれ じゅん」


と呼ばれていました。

我が父ながら

うまいこと呼ぶものですニヤニヤ





ファンキーで

外では喧嘩っぱやかった

父ですが滝汗


記憶をどんなに辿っても

おねしょ以外で怒られた

記憶はありません。

お尻ぺんぺんされるときに

肩車されるのがなぜか好きでした笑い泣き





今更ながら

そんなに父のことを

知らなかったんだと

思い知ります。

記憶の中で

誕生日すら二択です。

親孝行してなかったんだなあチーン





誠実だった友人ふたりを

ずいぶん前に

亡くしていたから


バカ話とかしたいときは

どうしていたのかな。





私も大好きな

優しい父の兄はいま

ガンと闘っているけど


いつも弟である

お父さんを

褒めていたんだよ。

やっぱり車の運転がうまいことを

褒めてました

それ以外はすぐには難しいのかも滝汗





今更

父の知人と連絡をとり

いろいろ聞いたけど


知れば知るほど

知らない人みたいに思えてしまう。






もう少しだけ

足跡を辿って

父の人生に寄り添ってみようと思う。





カッコつけすぎだし


父親が

ミステリアスだなんて


あるんだろうか、

こんなこと。


あんまり話してくれなかったこと

私が知ったら嫌なのかな?




私はカッコ悪いお父さんのことも

知りたいんだよ。