システムエンジニアvs起業家の女神in渋谷

 起業家の女神に、某テレビ局の密着取材が入った。
1日密着で、女社長を追うドキュメンタリー。
まだまだ小さな会社だから、こんな宣伝のチャンスは滅多にない。

 仕事風景や、趣味、そしてちょうどこの日は食事会が入っていたので、そこにもカメラが入った。
約2時間の会食中もカメラがまわっていたが、取材も終盤。
ディレクターが
カメラ「この後のご予定は?」
女の子「日課のランニングをして寝ますけど。」
カメラ「では、その場面を最後に撮らせて頂いてもいいですか?」
女の子「いいですよ♪」

すると、その女神の隣りの席を、会食中ずっと張っていた男が、突然ディレクターに噛み付いた!
男の子「彼女は無理をしてしまう性格なんです!やめてください!身体を壊しちゃいます!」

 システムエンジニアよ・・・。
おまえが勝手に大切にしている女性の可能性を、潰すなよ・・・。
しかも、このシステムエンジニアは、女神と会うのはこれが3度目。
彼氏でもなければ、友達ともまだ呼べぬ仲。

 人生には、無理してでも頑張りたいときがあるんだよ。
ただ単にテレビに映りたいだけじゃないんだよ。
そんなの暗黙の了解で、みんな協力していたんじゃなかったのか?

 この取材は、オンエアされなかった。





某広告代理店vs寂しい女神達in西麻布

男の子「好きなタイプを有名人で例えると?」
と聞かれたので
日本の看板を背負って活躍しているある超有名スポーツ選手の名前を挙げたら

男の子「あいつ、すっげーバカらしいよ!」
男の子「同期のヤツが仕事で関わったらしいんだけど、話にならないくらいバカだったってよ!」
男の子「そんなバカがいいの?!」


成功している人の悪口を言う人を見たときほど、醜く情けないと思うことはない。
そして、仕事のパートナーや商品のことを外部に漏らすバカほど、まったくもって話にならない。

その広告代理店はしばらくして、某大手広告代理店に買収された。


某キー局関係者vs寂しい女神達in西麻布

私の隣に座った某テレビ局の三十代半ばのディレクターの手には包帯がしてあった。

グレーのYシャツに複雑な模様のネクタイ。
マスコミというより、日本の中小企業にいるカンジの男性。
とりあえず何も話さないわけにはいかないので、包帯について聞いてしまった女神。

女の子「怪我されたんですか?」

男の子「ああ!これね!そうそう!靭帯切っちゃって、手術したんだよ!」

と、嬉しそうに怪我のいきさつなどを話し出し、何を考えたか包帯を解き出し、傷口を見せ付けた。

テーブルで煮え立つ鍋の湯気とともに、ディレクターの包帯で蒸れた傷口の匂いが漂った。

女の子(・・・くっ、くせぇ!!!)

相当いろんなところで見せびらかしているらしく、傷口は明らかに化膿しているように見えた。