現在あちこちで開かれている「こども食堂」
物価高と親の貧困で利用者は増える一方らしいが、こども食堂で本当に子供は救われるのだろうか?
そもそも昔はこんな食堂なんてなかった。
こども食堂に行かなければ食べられない程、お金が無いことを解決しないとダメなのではないか?
こども食堂を始めた人が、食堂から一線を引くという記事を読んで、こども食堂だけでは何も解決しないことを強く感じました。
「こども食堂から一線を引く」《こども食堂》の名付け親が決意した背景、ボランティアでできる支援には限界がある
こども食堂の名付け親である近藤博子さんの話から、行政が子どもの貧困の対応はボランティアに"丸投げ"状態であることがわかります。
「こども食堂は子どもの貧困解消に役立つ、良いことだ」というイメージが広がりすぎています。企業も、こども食堂に寄付をすることで、子どもの貧困対策に貢献しているというイメージが生まれています。
でも、月に1度や2度、あるいは週に1度、食事を提供しても、おコメを2キロ、3キロ渡しても、子どもの貧困は何も変わりません。これまでこども食堂を続けるなかで、子どもの状況はますます苦しくなっている現状を目の当たりにしました。
子どもの貧困は、国や自治体が、親の就労問題や、子どもの教育問題、住宅問題などに真剣に取り組まなければ解決しません。
今の日本が抱えている問題のツケが子どもにきていると言って良いでしょう。
いつでも犠牲になるのは弱者です。
最初は、あくまでも子どもと一緒に食べられる場所ということで、支援が目的ではありませんでした。状況が変わったのはコロナの時期を通してです。
大変な人のために何かするという雰囲気が急に社会に広がった。国からもそういう活動に一時支援の助成金が出るようになりました。皆がそちらに向かって活動の舵を切ったという感じです。
確かにこども食堂の存在が知られてきたのは、コロナの時期からですね。
そして国からも助成金が出るようになった、寄付も増えてきたが、それでこども食堂は儲かると思われることもあるとか。
悪用すれば、貧困ビジネスのネタにされそうです。
――今、こども家庭庁はさらに地域の子どもの居場所づくりを呼びかけています。厚生労働省は、高齢者・障害者・子ども・生活困窮の分野でそれぞれ行われていた相談支援・地域づくりを一体的に実施する重層的支援体制整備事業を民間の力を巻き込んで進めています。
地域力、居場所作りといいますが、そんな生やさしいものではないです。そういうことを行政の方も知ってほしい。あなたたちはお仕事ですが、私たちはボランティアだということを忘れないでほしい。こども食堂は行政の下請けではありません。
役所の悪いところ、人手不足と面倒を他者への押し付けです。
ハードなケースに関わってしまったら、いつまで続ければいいのか。ハードなケースだからといって、必ずしも上手に児相や区につなげることができない。大変なご家庭の子どもの支援は、行政や学校と情報共有しないと難しいです。しかし、行政は縦割りです。児童相談所と、区の子ども家庭支援担当課や生活保護担当課との連携がいいとは限らない。
また、地域には町会や商店会など既存の団体があります。自治会長や保護司、民生委員など、肩書きがある方たちもいる。こども食堂は地域の新参者で、なかなか関係を作りにくい。日本の体制って、国民をタダ働きさせるようにできているのではないかと思うこともあります。国民の善意を利用して、これはいいことですから、みんなで頑張ってください。頑張りましょうと。あおってきたんだなと私は思います
これはワタシも思っていました、ワタシの日本の大嫌いなところ。
人の善意を当てにして、平気でタダ働きさせるところ。
きちんと対価を払わないところ。
だからワタシはボランティアはしないし、安易な寄付の”お願い”は全て無視する。
子どもの貧困はこども家庭庁が率先して対応しなければいけないのに、何もしていない。
毎年多額の予算を使っているのに・・・使えない省庁は税金の無駄なので、解体すべきです。
近藤さんは地域と行政の理想の関わり方については、地域に密着した行政が生まれてほしいと語っています。
そのためには地域でネットワークを持って活動している人達に謝礼金を出して、一緒にきめ細かい活動をしてもらうのが良いのではないかとも。
人を動かすにはお金が必要、ただ働きさせられた上に文句と要求ばかりでは、誰もやりません。
国は人の善意に甘え過ぎ、利用し過ぎです。
子どもは時間が経てば成長していく。地域のここなら、お父さんやお母さん、先生とは違う大人がいて、話を聞いてくれる。
子どもたちにそんなお守りになる場所を持たせてあげられればいい。学校に行きにくい日にちょっと顔を出す。それくらいの場所なんです。私もそれが、いつ辞めてもいいと思いながら、続けてきてよかったと思うところかな。
子どもたちにお守りになる場所、それが本来のこども食堂の在り方でしょう。
第3の家的な場所があったら、何かあった時に駆け込める場所があればいいですよね![]()
今のこども食堂はその場しのぎの支援でしかありません、継続性のある支援に変えるように行政がもっと積極的にお金と人を使って欲しい。
そのための税金です、政治家が外国からキックバックをもらうための資金ではありません。
日本国民のために使ってください。
