一流の演者が集まって様々な公演が行われる東京と違い、地方は人材も集まらないし、公演数も少ない。

 

加えて公演にかけられるお金も少ない、これは東京も変わりないようですが、舞台を創る環境は東京に比べると格段に劣っていると思われます。

 

でも、数年舞台を見続けていますが、環境は厳しくとも才能ある人材は生まれ続けていて、質の高い作品を生み出し続けていると感じます。

 

この「hitaruバレエプロジェクト」は、劇場が地元のバレエ団体、実演芸術家などの協力で、劇場hitaruを舞台に新たなバレエ作品を創造・発信するプロジェクト

 

一流のダンサーをゲストに迎えて、オーデイションで選ばれた生徒と先生達で構成された「くるみ割り人形(全幕)」を観ました。

 

ワタシは上野水香さんが目当てでしたが、選ばれた生徒さん達は皆当たり前に上手でゲストに負けない位に光る。

 

教室でNo.1か2なんだろうなという子ばかりで、その中で抜きん出るのはとても大変あせる

 

どの世界も競争ですが、芸で生き残る過酷さを華やかさの中に感じました。

 

予算が潤沢にあったようで舞台装置も衣装も豪華。

 

演出も凝っていて、演出家のアイデアの豊かさに驚かされました。

 

地方でも質の良い舞台はできる、このことを再確認した舞台でした。