DRAM向けも強く、メモリーサイクルを享受、SPEセクターでトップクラスの増益率、みずほが新規「買い」、目標株価6000円
みずほ証券が目標株価を6000円(26年3月期予想PER25倍)に設定、投資判断「買い」で新規カバレッジを開始した。
ポイントは、(1)同社は、NANDのみならず、DRAM向けも競争力があり、メモリー関連銘柄として、今サイクルで高い増益率を予想すること、(2)中長期で見ても、デバイス構造が複雑化し、同社が得意なサーマルタイプのバッチALDが拡大すると予想すること、の2つである。株式市場は、同社を「NAND銘柄」と位置付け、今後の業績回復が相対的に弱いと判断している可能性がある。当社では、24年のDRAM向けWFEの回復に合わせ、同社の業績が拡大することで、「NAND銘柄」から「メモリー銘柄」へと、株式市場の認識が「進化」すると見ている。この「進化」が株価上昇余地の源泉と考えている。