4月の最大の関心材料は、下旬から本格化する3月期決算企業の決算発表だ。会社側が2025年3月期の業績予想をどのように打ち出してくるか。3月22日時点で日経平均株価の1株利益は2352円。PERは17.3倍となっている。日経平均株価のPERの17倍乗せは約3年ぶり。決算発表が進むとともに1株利益がどの程度上昇するかが重要だ。この点では、まずは4月1日の日銀短観が注目される。アンケート方式の回答で、24年度の利益見通しや為替前提、設備投資動向などが公表される。また、4月5日には安川電機 <6506> [東証P]が2月期本決算を製造業としていち早く発表する。