逢う人逢う人に

お年玉をおねだりして

歩き廻ったのが

つい昨日の事の様に思えるが

気が付けば早いもので

今年も残り

後、十一ヵ月

近所の

天神様の境内には



梅の花が咲いていた

「梅は咲いたか?桜はまだかいな?」

って唄があるが

桜の開花宣言も

あっという間だろう?

もたもたして生きていると

今年も

怠惰な月日を過ごしそうだから

気を引き締めて

一日一生で

生きて行こ!と

決意を新たにした

今日この頃である


古い話になるが

一月に

箱根湯本在住の

何かとお世話になっている先輩へ

新年の御挨拶に伺った帰りに

自分へのお土産に買った

老舗菓子屋「ちもと」の

「湯もち」



この表現が正しいかは

夫々個人の食感があるから

何とも言えないが

俺個人の食感は

優しい甘さがあり

お餅と言うより

マシュマロの様に

口に入れるとすぐに蕩ける食感の餅

素朴な味だが…

なんか好きなお餅?で

湯本に行くと

自分へのお土産に買ってしまう


閑話休題


これまた古い一月の話だが…


たまには


銀座で優雅?に

おランチでも頂こう!

と向かったお店はここ



……?


あっ!画像を間違えた…


いつものここ


銀座二丁目

並木通り沿いにある

三州屋銀座店本店

武漢肺炎渦の中

惜しまれつつ閉店した

蒲田の三州屋本家の

暖簾分け店

銀座でも敷居が高くない

大衆食堂兼酒場で

銀座の人気店だ


いつもは海鮮丼や刺身定食を

注文するが

この日は

刺身気分ではなく

煮魚な気分だったので

銀ムツの煮付け定食でも食べようと

思ったが

メニューに

開運金銀煮付け定食

ってのが有り

縁起が良さそうなので

頼んだ

それにこの定食には

蒲田と新橋の三州屋が無い今

銀座店でしか食べられなくなった

三州屋名物の

鳥豆腐が付いて来るのでお得だ


金銀は

金目鯛と銀ムツの金銀だが…

煮付けは

身がトロトロな

銀ムツだけの煮付けが良かった


これまた

三州屋名物

期間限定の牡蠣フライ

も注文

一つのフライに

牡蠣が二、三個入っている  

ボリュームある牡蠣フライは

安定の旨さで冬場の人気メニューだ

牡蠣フライは四月の頭頃迄の提供


食後のお茶は



銀座六丁目の

バーニーズニューヨーク銀座店で


ちょっと贅沢なお茶を

バーニーズカフェで



河内晩柑のジュースと

カカオ王国の空中庭園?

とか言う

映画や物語の題名みたいな

変わった

パフェを食べてみた


これが美味しいのか?と

聴かれれば

頭を捻るしか無いが

ただ

周りの


いかにも俺の生活水準より高そうな

見るからに

ハイソサエティーな

客層の雰囲気に呑まれてしまい

懐を計算しつつ

見栄を張り

つい注文したが

この空中庭園だけで

開運金銀煮付け定食の値段より高かったから

これが最初で最後の空中庭園になるだろう




銀座三原小路

ハイソサエティーな人間が集い

高級なお店が多く

お洒落な街の代表格の銀座だが…

まだまだ銀座の裏路地を探検すれば

昭和の面影、残り香が残っている

庶民的な風景もある


昭和漢の俺には

それが


銀座の一番の魅力だと思っている



これまた

一月の古い話になるが


新橋で優雅なおランチを頂こう!と

向かったお店はここ




新橋の地で

明治四十二年創業

老舗鳥割烹の「末げん」

新橋駅SL広場から

徒歩ゆっくり歩いても

三十秒の駅前にある


明治、大正、昭和の

著名人達が贔屓にした名店で

昭和の新橋を知っている人は

粋な黒塀の大きな料亭を

覚えているだろうか?


(画像は店に飾ってある

黒塀の料亭時代のスケッチと

全盛期時代の

従業員達との集合写真)


昔は

政治家や霞ヶ関のお役人

大企業のお偉いさん達が

毎夜

新橋芸者を上げての

お座敷遊びの

宴席で賑わっていた鳥料理の

料亭だったが

平成の始め頃に

今のビルに立て替えてからは

店も縮小したが

創業以来の鳥割烹として

名物の鳥鍋等を鳥料理を提供している


作家の三島由紀夫が

所謂三島事件の前夜

同行した森田必勝等と

最後の晩餐に選んだ店としても

有名だ

帰り際

女将が

「又のお越しをお待ちしております」

と挨拶をしたら

三島由紀夫が

小さな声で

「今度来る時はあの世からだな…」

と呟いた

と言う

翌日のテレビの生中継を見て

店の人間一同

大変ビックリしたそうだ



昭和の終わり頃

先輩に連れて行かれ


最後の晩餐で使った部屋で

三島由紀夫等が

最後の晩餐で食べた

コースを御馳走になった事が有り

今思うと

三島由紀夫が最後の晩餐に使った部屋も

立て替えと共に失くなってしまったので

良い経験をさせて貰ったと感謝をしている



(画像は末げんを贔屓にしていた、大正時代の総理大臣原敬直筆「敬天愛人」の額)


新しい店舗になってからも

少しは銭が廻り

景気の良い時代に

何度か

食べに行ったが

コース料理にお酒を呑めば

お酒の量でも変わるが

だいたい

一人諭吉が二枚以上は

懐から飛んで行く覚悟がいる

今は万年不如意で質素な暮らしを

しているので

勘定が怖くて夜の部は行けないが

ランチタイムは

リーズナブルな

ランチ定食を食べる事が出来るので

たまに寄ってランチを頂いている






ランチメニューは

名物かま定食(親子丼)

唐揚げ定食

たった揚げ定食





客室は

お座敷とテーブル席がある


玄関で靴を脱いで上がるので

もし?行く事がある時は

穴の空いた靴下を

履かない様に気を付けた方が良い



名物親子丼のかま定食大盛

お椀は鳥スープ



末げんの親子丼かま定食は

鶏肉、合鴨、等の三種類の部位を

挽肉にした変わった親子丼で

少し甘みが有り

カレーは飲み物

って言葉があるが

末げんの親子丼は

正に飲み物で


例えば歯の無い人も

スルスル胃の中に入って行く


かま定食は

その昔料亭時代に

黒塗りの高級車が

何台も横付けされて

お偉いさん達を待っている

運転手やお付の人達に

店が振る舞った裏メニューで

すぐに動ける様に

食べやすくした逸品で

今はランチで提供している


ランチ時間は

十一時半から一時半迄で

行列が出来てる時もあるが…

狙い目は一時過ぎで

すんなり入れる時もある


もし

昼時に新橋に来る時が有れば

一度は食べた方が良い名物の親子丼だ





かま定食だけでは

足りないので

唐揚げの単品も頂く

たつた揚げも美味いが

たつた揚げの肉も

挽肉を揚げた物

親子丼と挽肉が被るので

唐揚げにした


末げんの唐揚げは

外はカリカリ中はジューシーで

柔らかく

俺的には

キングオブ唐揚げで

時には唐揚げ定食だけを

頂く事もある

ハッキリ言って

美味い唐揚げだ!

もし昼飯時に

新橋に来る事が有れば

一度は食べた方が良い

唐揚げだ




美味いかま定食と唐揚げを

食べた後のティータイムは

ニュー新橋ビルの中にある

創業半世紀以上の

老舗の生ジュース屋で 

柿ジュースを立ち飲みする

ここでは

メロンやマンゴジュースを

良く飲むが

柿ジュースも

二日酔いや血圧上昇にも

効いて

体に良さそうで美味い!



二月朔日

ホヤホヤの昨日の出来事だが…


日付け変わって今日三日は

節分祭だが…

新橋の烏森神社に

今年四回目位の初詣?で

御挨拶に参拝したら





節分祭特別参拝

アメノウヅメノミコトの招福鈴祓い

が斎行されていたので



初穂料二千圓で



鈴祓いをして頂いた



烏森神社は

近代的な造りの小さなお社だが…

創建は平安時代で

千年以上新橋の地に鎮座される

由緒あるお社で

この地の鎮守様



今は

癌封じの御利益もあると

水泳の池江璃花子や

歌手の堀ちえみ

も参拝に訪れ話題になった



節分祭特別参拝・鈴祓いで

授かった福豆や御守等の

開運招福グッズ

今日三日は

福豆を頂いて厄を落とし

福を招いて

清々しい身体で新しい春(歳)を

迎えたいと思います


参拝の後の

お八つタイムは

ニュー新橋ビルの中にある

老舗喫茶



「フジ」で



クリソに

富士宮焼そばを頂く

お八つには

丁度良い量だ



この日の

自分へのお土産は

新橋と銀座の境目にある

香川・愛媛食彩館で

見つけた

愛媛県大洲市の

村田文福老舗の


期間限定の

みかん大福


シャインマスカット大福


最近

フルーツ大福も

千円位するが

みかん丸々一個が入って

二百五十円

シャインマスカット丸々一個入って

百五十円とかなりお安い




大福の皮はふんわりした薄皮で

白餡?が入って

みかんもシャインマスカット

両方ともジューシーで

甘く

とても美味い大福で

これは大発見だった!

次回の入荷は全く未定で

売り切れたら終わりだと

言うので

もっと買っておけば良かった



さて

ザギン(銀座)とバシン(新橋)で

優雅な?

おランチを頂いた漢の子守唄は


昭和歌謡シリーズから

一曲

布施明が唄った

「そっとおやすみ」

を聴きながら眠りに就こう…


この曲は

昭和の時代

場末のキャバレーや

パブ、スナック

所謂チャンネエがいる店や

昭和のホストクラブで

閉店時間の合図に

最後に

掛けるカラオケ曲

店の店長クラスやチャンネエが唄ったり

常連客が唄ったりした曲で

と言う俺も

良く唄った曲

この曲が掛かると

何故か他の客とチャンネエ達が

チークを踊り出す

昭和の場末の呑み屋で

良く見られた光景だ

そして

蛍の光が流れ出し

夫々担当のチャンネエ達が

お会計票を

各テーブル席に持って来て

勘定が済めば

さっさと追い出し

本日の営業が終わる

たまに

会計の値段で

店側と酔っ払った客が揉めたりする

旧き良き昭和の

一場面もあった






「そっとおやすみ」

唄 布施明

作詞:クニ河内

作曲:クニ河内



化粧の後の かがみの前で
いつも貴方の手を借りた
背中のボタンがとめにくい
一人ぽっちの部屋で
今は居ない貴方に
そっとそっと お休みなさい

もう陽にやけた タタミのにおい
白いフスマに傷ついた
けんかの名残りも悲しそう
一人ぽっちの部屋で
今は居ない貴方に
そっとそっと お休みなさい

別れの夜の 涙のしずく
星も流れて散ってゆく
今夜のベッドも冷たそう
一人ぽっちの部屋で
今は居ない貴方に
そっとそっと お休みなさい
そっとそっと お休みなさい












オマケ…




ペーパームーン


最高に幸せの人は

ペーパームーンに乗って

記念写真を撮ってみては

如何ですか?



それでは


そっとおやすみなさい…