令和四年紅葉狩り…②からの続き


令和四年十一月二十八日

令和四年紅葉狩り…外伝
(イルミネーションと柳麺と三の酉)



皇居乾通りと皇居東御苑

での紅葉狩りを終えて

時間は四時過ぎ

ちょっと小腹が空いたので


なんか…拉麺・炒飯・餃子の

街中華御三家でも喰いたいなぁ~

と街中華屋を探しがてら




丸の内仲通りをプラプラする事にした


皇居から東京駅に延びる行幸通りの銀杏並木


この時期

丸の内仲通りのイルミネーションは

有名だが

まだ明るいので

今一のイルミネーションだが

後小一時間程で暗くなり

綺麗なイルミネーションが

観れると思うが

なんせ

俺は早歩きなもんで

暗くなる迄には

丸の内仲通りを通り抜けてしまう



丸ビルのエントランスホール

欧米の宗教

耶蘇教の祭用の飾り付けられた木?


段々暗くなって来たけど

まだまだ今一なイルミネーション


マイプラザのエントランスホールの

欧米の宗教

耶蘇教の祭用の飾り付けられた木?


丸の内ブリックスクエア


今年は

耶蘇教の飾り付けられた木?は  

無いのかな?


因幡の白兎?

の訳ないかぁ?!

来年は兎年だから

兎かな?

段々と

イルミネーションが少しづつ

目立って来たが

もうあと少し暗くならないと?

なんて

思いながら

イルミネーションを観て歩いていたら

有楽町の駅に着いてしまった

考えてみたら

丸の内仲通りには

高級な中華料理の店はあっても

端っから

街中華の店は無かった


有楽町迄

来てしまったら

先日

店先に出来た行列を見て断念した





ひょっとこ

にリベンジ

と思ったら

珍しくガラガラで

呆気なく

すぐに座れた


ひょっとこ


有楽町駅前の交通会館の地下街にある

二坪位の小さな箱の

カウンター七席の激狭店

だが

すぐに行列が出来て

女性の一人客も多い人気店



和風柚子塩柳麺

柳麺と言うだけあって

柳の様に細いストレート麺に

蕩けるチャーシューが二枚入り

柚子の香りが漂う透き通ったスープ


ただ

残念な事に

この日のスープが温かった

どんなに美味いラーメンも

スープが温かったら

美味さも半減する



同じ地下街にある

和歌山県のアンテナショップ?かな


昔ながらの酸っぱい梅干を買う

最近は健康の為に

減塩の梅干や

ハチミツの梅干

が多く売られているが

俺は減塩やハチミツの梅干は

好きでは無い

昔ながらの酸っぱい!って言うか

塩っぱい!と言う

昔各家で作った自家製の

皮がシワシワの塩の結晶が吹いている

昔ながらの梅干が好きなんだが

あまり売っていない

この店で

昔ながらの酸っぱい梅干

を買ってみたら

俺の求めている梅干に近かった

この梅干一個だけで

炊きたての銀シャリを

オカズ無しで

茶碗三膳は喰える!







柳麺食べて梅干を買って外に出たら


辺りはすっかり

夜の帳が下りて


暗くなっていた

さて

この後はどこに行くか?



久しぶりに

大森の

場末のスナックでも

冷やかしに行って見る事にした



十一月二十八日は

酉の市の三の酉だった

大森に鎮座される

鷲神社は小さなお社だが

酉の市は盛大で

鷲神社の参道でもある

駅前の商店街には

的屋の屋台が

百軒近く出ている


大森では有名な

老舗の大衆酒場「富士川」

この店はなんだかんだ

三十年以上呑みに行っている


平和島競艇や大井競馬で

勝って少し懐が暖かくなった時に

大森で軽く呑みたい

と思ったら

お勧めだ

大衆酒場だから

大衆料金で敷居は高くない店だから

負けてオケラになって呑みに行ったら

無銭飲食でパクられちゃうかも

しれないが?

懐に三千円位残っていれば

安心して呑めるだろう?

…バカ呑みしなければね!



好物のすももの水飴を買おうと

屋台を探したが

牛歩の様に

中々前に進めない

この人混みに酔ってしまい

すももの水飴は断念した


でも

この賑わい

日本人は

やっぱ

祭の

的屋の屋台が好きなんだなぁ~

武漢肺炎渦で

自粛、自粛と

祭や縁日等が軒並中心になり


暴排条例なんて言うくだらない条例で

排除されたりと

的屋の人達も商売が出来ずに

大変な目にあってるが

的屋の屋台も

日本の祭の文化の一つ


的屋の屋台の無い祭は

クリープ入れないコーヒーみたいで

味気ない祭になると

良識のある日本人は

分かっている!

って事だろうなぁ〜?



人混みを掻き分け

御酉様に参拝した


祭囃子の

心地よいテンポに

気持ちがワクワクして来る




縁起の良い酉の市には

縁起物の獅子舞の獅子


熊手の屋台からは


景気の良い


祝い関東三本締めの

威勢の良い掛け声と


三本締めの手拍子が響いている




鷲神社参拝の後は



場末のスナックに顔を出し

少し呑んでから

川崎の少しご無沙汰している

場末のスナックにも軽く顔を出しに

川崎に向かう




川崎の鎮守様

稲毛神社の


三の酉も

的屋の屋台は少ないが

熊手を買え替える客で賑わっていた



俺の休日の一日はこうして終わった

昼過ぎからの

遅い時間から動き出したが

皇居で紅葉狩りして

夜には

ちょっと半端な時間帯だったが

イルミネーションを観賞して

柳麺を食べて

昔ながらの酸っぱい梅干も買えて

三の酉で日本の祭を味わい

場末のスナックで軽く呑んで

昭和の雰囲気も味わい

なかなか楽しい一日だった…かな?




酉の市が終われば

本格的な冬の始まり

歳の瀬に向かい

今年最期の書き入れ時と

街は賑やかになり

人々が忙しく動き回る

ガキの頃から

師走の

特に年末の街の雰囲気が好きだ

と呑気な事を言っているが

俺自身も毎年

年越しの銭を作りに

「クリスマスどころじゃなく

クルシミマスだよ!」

と昭和の古いオヤジギャグを言いながら

走り回らなければいけない

師走だが

それでも 

年末の街の雰囲気が好きな

漢の

今宵の子守唄は

師走の街の賑わいの中にいると

この曲が何故か自然と

頭の中に流れて来る…





「Hallelujah in the snow」


唄 MOONCHILD 


作詞・曲 佐々木収


降りつもる雪のなか 

このまま抱きあっていよう 

空を舞う白い天使よ

 翼をくれよ Oh May be tomorrow 


凍えた指を暖めあう 

コートのポケットのなかで 

静かに息づく愛の  

無常を感じている

 街を彩る冬の匂い 

凍てつく風に襟を立てて 

足早に通り過ぎてく 

 人ごみに立ち止まる 


風が冷たく吹き荒れても 

せめてそう今夜だけは

 ふたつの胸にトーチ灯そう


 降りつもる雪のなか 

このまま抱きあっていよう 

凍えそうなふたつの愛が

 ほどけてゆくよ Oh May be tomorrow


 寂しげな目をしたプリテンダー

誇らしげなこの街の功労者たち

 僕らはすりきれながら 

バラのリングかかげる 


すべていとしく揺られながら

雪の白さに 言葉失い

 謳いだすだろう


 降りつもる雪のように 

舞い降りる白い羽根が 

翼をひろげるように 

世界をつつむ Oh May be tomorrow 


降りつもる雪のなか 

このまま抱きあっていよう 

きずなに腕をからめて 

どこまでゆくの oh! baby

 すりきれた夢のなか 

このまま踊りつづけて

 つかれて眠る この場所で

謳ってゆくよ oh May be tomorrow yeah! 

oh May be tomorrow yeah! 


“no more pain tonight…”






日付けが変われば

師走朔日

天気予報によると

今日朔日は

昨日迄の

暖かった十一月の天気と

打って変わって

いきなり

冬らしい寒さになるとか?



良識のある

日本国民の皆様方は


寒暖差に気を付けて

武漢肺炎、インフル、ノロ等などに

罹患しない様に

身体に気を付けて

年越しの銭を作りに

走り回って

正月の餅代と酒代を頑張って作って下さい!

私も頑張って作りますので!


それでは師走も良い月になります様に!