1.到着からホテルへの移動まで
約10時間半のフライト後、無事に日本到着し、検疫も終わって入国したら14日間の隔離になります。
ゲートに着いてから検疫の指示があるまで待機を求められましたが、待ったは5分くらいでした。
出口に向かう通路で何人ものCAさんから名前をつけてお礼を言っていただいて恐縮でした。
飛行機を降りてゲートを出ると、予想に反してとても明るく若いスタッフが「おつかれさまです」と
笑顔で出迎えてくれました。
通路は一方通行になっていて、矢印に従って5つほどの部屋を回ることになります。
陰性証明書を含む書類の審査から始まり、次にPCR検査の検体採取、スマホにインストールする
アプリの確認と部屋を渡り歩きます。
アプリのインストールは必要なアプリが入っていることを確認する場所、、実際起動して確認する
場所、Skypeの確認をする場所と細かく分かれて念入りでした。
検査結果が知らされた後、椅子が並んでいる部屋でバスまでの移動の声が掛かるのを待ちます
同じ隔離ホテルに宿泊する人が揃うのを待っているようでした。
係員が付き添って頂いて入国審査、スーツケースの受け取りと税関、バス乗り場まで一緒に移動します。
ここまで約3時間でしたが、長く待たされた印象はなく忙しくしていたら3時間過ぎたという印象でした。
2.隔離ホテルの様子
現在ドイツは「新型コロナウイルス変異株流行国・地域」に指定されています。
そのため、ドイツから入国した場合、14日間の隔離が求められます。
入国後3日目(入国日は含まれず)に再度検査を行い、陰性と判断された場合は検疫所が
確保する宿泊施設を退所できます。
隔離されるホテルは東横INN 成田空港ということで、そこまで専用バスで移動します。
バスの窓は目隠しされており外から見えなくなっていて物々しい雰囲気です。
シートも全て除菌がしやすいようにビニールが掛かっており、運転手の方も防護服姿でした。
約10分でホテルに到着すると、ロビーは完全に隔離者専用のレイアウトになっています。
一般客は受け入れていないようです。
バスを降りたら厚生省や検疫の係員の方々が温かく迎えてくださいました
ざっと見た感じ受付や後方支援で20名ほどの係員がいた様子でした。
ひとりひとり順番に説明を受け、書類や体温計、その日の夕食の弁当を受け取ります。
部屋までは2名の係員の方がスーツケースを運びながら案内してくれました。
ここからは3日後、検査がOKとなるまで一切ドアから出ることは許されません。
飛行機から降りてからホテルの部屋まで必ず係員がついている状態でした。
恐らく逃亡防止という意味もあるのだと思いました。
ホテルの中に入ってまずやることは、スマホで健康状態を報告することです。
体温や健康状態に異常がないか入力します。
翌日からは毎日朝9時までに同じ作業をやる必要があります。
「検疫所が確保する宿泊施設」は宿泊費および朝昼夕の3食が公費で賄われます。
施設の希望・選択は当然受付けられません。人によっては木場や両国ということもあるようです。
3日後に退所した後の「各自が手配する待機場所」についてはホテルの場合自己負担です。
こちらは各自で手配が必要です。
翌日から部屋でリモート業務を行いました。ドイツオフィスの時間に合わせた勤務です。
部屋には粉末のお茶、梅茶が二袋ずつ用意されていました。
それ以外の飲み物は食事と一緒に配布されるパックの緑茶とリンゴジュースです。
コーヒーが好きな方は予めインスタントコーヒーや水を持っていた方が良いかも知れません。
但し飛行機を降りてから一切購入する機会は無いので出発地で手配しておく必要があります。
翌日以降、朝は7時、昼は11時、夕方は4時くらいにスピーカーを通して食事を配るという案内が
あります。これが結構大音量で毎回ビクッとします。配り終えたらまたアナウンスが入ります。
弁当は特段おいしいわけではないのですが、日本食に飢えていた自分はどれも有難く頂きました。
特にインスタントの豚汁は嬉しかったし、毎回サラダもついてきて健康には気を使っているようです
2.出所の日
朝7時に検体採取キットが配布され、7時15分に検疫所の係員が回収に来られます。
朝食がこのあと配布されました。
昼過ぎに陰性であったとの連絡が電話であり、合わせてホテルの出発が予定の16時から
早まるかもしれないので準備をしておくようにと伝えらました。
15時半過ぎに電話連絡があり、ロビーに降りてくるように言われました。
カードキーと体温計をロビーの受付で返し、アプリが入っていることを改めて確認されたうえで
バスに乗り込みました。
3日間のホテルでの隔離のあとは、到着した空港に戻されます。羽田の場合も同じです。
帰りのバスは窓も塞がれておらず普通のバスで、入国した人全く違う印象です。
空港に着くと特に何もなく解散になります。
ここからは公共交通機関以外の手段で手配した宿泊施設や自宅に移動する必要があります。
以上が入国後3日間の様子です。
係員の方が皆さん親切で気遣いが細かかったのが印象的でした。
3日目以降は毎日居場所をアプリ上で登録するのと、Web上で健康状態の報告が求められます。
また人との接触を避けての散歩は認められるようです。
生活必需品の購入も密を避け、頻度を極力少なくすることでOKだということでした。
後半はこちらのリンクから
ドイツからの入国の様子、出国準備からフライトまで