福島県三春町に住む飛田晋秀さん
毎週のように連絡がくる。
そう、あちこち呼ばれて講演や写真展をしている。
3月2日は武蔵野公会堂
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地元三春町をはじめとする日本の職人の写真を撮っていた飛田さん。
3.11後に小学校低学年の女の子から

「私、大きくなったらお嫁さんに行けるかな?」
と聞かれ、思わず口ごもってしまったという。
その時、大きなショックを受けると同時に一つの覚悟が固まった。
「原発事故は私たちの世代だけで終わる話ではありません。子どもたちのことを考えると、他人ことではいられない。」
以降、現在に至るまで、飛田さんは原発被災地の写真を撮り続けている。
必ず空間線量を測り、奨者の思いに耳を傾ける。
原発被災地の現実を広く知ってほしい、その思いで見つめ続けた12年。
撮影した写真の数々の共にお話を伺います。
そして、藤野由佳さんとクリストファー・ハーディさんのアコーディオン&バーカッションデュオの素晴らしい演奏をお楽しみください。
金子あいの詩のの朗読もどうぞご期待ください。
 

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フクシマを思うシリーズ32
福島の今を撮り続ける
〜写真家が見た十二年
吉祥寺チャリティライブイベント
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■ライブ出演者■
アコーディオン:藤野由佳
パーカッション:Christopher Hardy
朗読:金子あい
■日時■
2023.3.2(木)19:00開演
(受付18:15~/開場18:30)
■場所■
武蔵野公会堂パープルホール
■主催■
フクレマを思う実行委員食
■参加費■
-般2,000円/23歳以下無料
全席自由
■協賛■
(株)リベスト.(株)麦
■協力■
むさしのFM市民の会
■ご予約・お問い合わせ■
090-2474-7911(鎌内)
メ-ル:fkomou@gmail.com


2023年2月27日東京新聞に掲載されました。


「福島の今を撮り続ける〜写真家が見た十二年」をテーマに、福島県三春町の写真家飛田晋秀さん(75)の講演会とチャリティーライブが32日、武蔵野市吉祥寺南町の武蔵野公会堂で開かれる。

東京電力福島第一原発事故後の20115月に、武蔵野で産声を上げた原発問題を考えるイベント「フクシマを思う」シリーズの第32弾。


飛田さんが原発事故以来、被災地で撮り続けてきた写真は一万枚。

講演では、このうちの百枚ほどを紹介しながら十二年間の移り変わりや現況を語る。


事故から1年後の123月、原発の遠景を撮ろうと約1キロ南側からカメラを向けた際、線量計が毎時200マイクロシーベルトを超え、針が振り切れる体験をした。

同じ年の夏、小学2年生の女児から

「私、お嫁にいけるかな」

と問われた。

ショックを受けた飛田さんは撮影を続ける覚悟を決めた。

講演の後、俳優の金子あいさんが、事故によって福島県南相馬市から滋賀県内に移住した人の詩を朗読する。

藤野由佳さん(アコーディオン)とクリストファー・ハーディさん(パーカッション)の演奏もある。


午後7時から。参加費2000円。

23歳以下は無料。

収益金は「未来の福島こども基金」などに寄付される。

問い合わせは実行委員会の鎌内啓子さん

ー電090(2474)7911=へ。

(花井勝規)