FMヨコハマで東北震災情報を話たよ | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

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FMヨコハマに生出演してきました !!

たった10分ちょっとの出番なので、入念に事前打ち合わせをしてからの出演だったんだけど、やはり時間が少ないので、用意していた話題の半分も話ができなかったなぁ。

でも、さすがFMヨコハマ。
リアルタイムでブログまでアップされています。
しっかり、美人パーサナリティのMITSUMIさんとのツーショットも掲載されています。

http://blog.fmyokohama.jp/ene/


本当は話をしておきたかったことを、ちょっとここで補足しておきますね。



Q 南三陸町の被害状況と、今について

南三陸町は、元々人口約1万8千人の町(17,666人)。
ここで被害があったのは、死亡者519人、行方不明者664人。
つまり、亡くなった方、今だに消息が知れない方の合計は、約1200人。
そして、家も財産も流されて全てを失った人は、8,719人もいます。

つまり、人口の半分以上の方である約9,900人もの人が壊滅的打撃を受けた地区なのです。
町全体の被害でいうと、約70%ものエリアが壊滅しているという、東北地方の中で最も被災状況が激しい地区が、南三陸町なのです。

震災から四ヶ月を迎える今も、まだまだ基本的なインフラすら充分ではない状況です。

まず、今だに水がない。

飲み水は給水車で配給をされるけれど、洗濯をする水もお風呂に使う水も圧倒的に不足しています。
これから暑い夏が来るシーズン。とても厳しい夏になることは間違いありません。

また、情報インフラも充分ではなく、インターネットすらかんたんには繋がりません。
都会にいる人たちは、インターネットでいろんな情報収集や情報発信ができると思うでしょうけど
現地では、インターネットに接続できる人はごくわずかな状況なのです。




Q 南三陸町では、どんなことが求められていて、ユナイテッド・アースは
どんなことをしているのでしょうか?


支援活動は多岐に渡ります。
たくさんのNPOや個人ボランティアが支援参加をしている中で、ユナイテッド・アースは
複合的な支援活動をしているのです。

まずは、単純に支援物資の分配や避難所のケアなど。トイレそうじなんかもします。

そして、経済復興支援のための動き。
一番は「福興市」運営の協力ですが、集客支援、ステージでの催し物の監督、語り部ガイドの運営協力、場内の設営・誘導、場内における支援金募集、などを行っています。
地元商店街の方々による実行委員会が、自分たちで企画を行い、それをスムーズに実現させるために
後方サポートをしているという状況です。
企画面でユナイテッド・アースが提案をしたのではなく、元々「ぼうさい朝市ネットワーク」という
全国商店街のネットワーク組織があって、そのネットワークに南三陸町が加盟していたことがきっかけで企画が立ち上がったのが「福興市」なのです。


また、この「福興市」を経済支援の要にしていくために、東京や大阪から集客をするということの
お手伝いもしています。
近畿日本ツーリストさんと交渉を進め、「福興市バスツアー」をつくりました。



それから、児童館をつくる、というお手伝いもしています。
ユナイテッド・アースが独自に働きかけていることの一つとして、企業のCSR部門に提案をし、
企業が震災地に支援をするための橋渡しをしています。

その一つとして実現したものでは、今、テレビでたくさんCMが流れている「Tポイントカード」の
東北震災地に児童館をつくろう !!
というキャンペーン。
これは、CCCさんとユナイテッド・アース、南三陸町が話合い、実現したキャンペーンです。
6月から12月までの「Tポイントカード」の売り上げの1%が、南三陸町に建設される児童館の資金と
なって提供されます。
南三陸町の児童館は、早くも、今年の8月にオープンとなります。

もちろん、この試みが成功したら、次のキャンペーンでは、別な震災地に児童館をつくればいい訳です。


ユナイテッド・アースが行っているのは、こういう復興のためのモデルケースを実践して、そのノウハウを他の震災地にも移植していくというやり方なのです。

もっともモデルケースとして成立するのに近道な町が、南三陸町である、と私たちは判断し、まず、
ここに集中して、全ノウハウ、全精力をつぎ込んでいます。

そして、このノウハウをもって他の震災地域にも活用することが、いち早く多くの震災地を救う手助けになるはずだ、と考えているのです。




Q 今、関東に住む私たちができる事は、どういったことがあるのでしょうか?

大きく分けると、

1 現地での直接支援

2 東京など都市部での後方支援

があります。

さらには、自分自身が体験を通じて、

3 情報発信者になる情報支援

をする、という方法があります。

つまり、必ずしも現地にいかなければ支援にならない、ということが本質ではないのてす。


例えば後方支援
としては、

・支援金募集係
・支援物資の調達
・企業のCSR担当への提案
・情報発信
 → 自分が見て聞いた様々な情報をパーソナルメディアとして発信してゆく
 → 情報発信をするたの写真や映像編集、webサイトづくりなどのクリエイティブ協力

等々、いろいろあるのです。

これらのボランティア募集は、ユナイテッド・アースではいつでも受け付けています。

ユナイテッド・アースに直接問い合わせをいただいてもけっこうですし、ボクあてにメッセージをいただいても対応いたします。




Q 都会に住む私たちは、これから何をしていくのが一番良いのでしょう?

まずは、地元住民の方と繋がることです。

ボランティアとして震災地に行ってみることは、もちろん、何らかのイベントなどがあった時に、
震災地域に訪れて、その実態を自分の目で見て、体感することが大切です。

そして、自分が五感で感じたことを、ぜひ、自分がお友達や周囲の人に感じたことを伝えてください。

それが、もっとも大切なことだと、ボクは思います。



復興には、10年のタームがかかります。

一昼夜にして、復興はできません。

しかし、一般のマスメディアでは、どんどん日が経つにつれて、被災地の報道がなくなってゆきます。

すると、地元の人たちは、「見捨てられてしまった」喪失感に至ることがあるのです。


その意味で、福興市に、ただの買い物客として訪れることが、支援になるのです。




次回、福興市は、7月31日(日)、8月28日(日)です。

この福興市へ参加するためのバスツアーもあります。

http://ecc.knt.co.jp/tyoec/fukkoichi/

ぜひ、多くの方に福興市に参加していただきたいと思います。



長文、読んでいただいて、ありがとうございました。


m(__)m