チーム[喝采]東京ミッドナイトラン | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

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運がよくなる 願いが叶う 金運が良くなる ダイエット 成幸になる方法 神社巡り 郷右近丸彦

2009年

この1年がどういう年だったのか。

いろいろなことがあった。

まさに激動の年だった。

その激動の年に俺を救ってくれたのが、トライアスロンという世界だった。




このトライアスロンという世界は、とんでもなく面白い世界である。
この未知なる領域に導いてくださった Something Great に本当に心から感謝しています。

運命のチームに出会う。

小金井トライアスロン連合。



ここで、俺の心の師匠、かん8さんに出会う。


かん8親分が率いるチームが小金井トライアスロンなのだが、
さらにややこしいことに、チームの中にさらにチームがある。

通称Aチーム。
通称Bチーム。

Aチームは、バキバキのエリートチームである。
強くなるために切磋琢磨する人が練習を通じて競い合う。
日本のトライアスロン界で活躍するとんでもない強靱なアスリートが、このAチームにはいる。
尊敬するスーパーアスリートのサル女王。トシフルさん。2人ともとてつもなく美しい。かっこいい。
練習内容もハンパじゃない。心とカラダの両方が強い。
普通、ついていけないっすよ。という練習のメニューがある。それを自らみせてくれる。


一方、Bチームは、トライアスロンという本質を知りながら、
マイペースで人生を謳歌しようとしているのんびりチーム。

ところが、このBチーム。
トライアスロンをするっていう人たちだから、くせもの揃いなのである。


とても誇り高い心を持った人、俺からみて尊敬する人が集まっているんだな、これが。
そのとんでもない人材の人たちで構成されているのが魅力なのである。

チームの中にいると誰が上でも下でもない。
みんな、リスペクトしあう仲間なのである。


そのチームを

「喝采」
と呼ぶ。



人生の本質をみつめ、豊かに生きようとする人たち。

自らの生き方をどうどうと肯定して拍手しよう。
自ら、俺は私はよくやった、と自分自身に、仲間に本気の笑顔で拍手をし合う。それが「喝采」だ。




スーパー彫刻家の廉さん。(国際的に活躍する無茶かっこいいアーティスト)
スーパー頭脳の教授。(大学の教授をなさっているやんごとない方・笑)
スーバー姉御の仁科ねえさん。(本人はただの主婦だとおっしゃいますが、とんでもない・最高のおねぇさん・笑  主婦という肩書きではなくて本質的に凄い。信頼できるお方。この方は。そこがサイコーにいい)
そして、俺、郷右近丸彦。


この4人が中心になって、トライアスロンを楽しみながらも、ただカラダを鍛えるのではなくて、
人生の豊かさを満喫することをしようと、手弁当でいろいろな企画を立てている。売り上げるものでもないし、仕事でもない。自分たちが楽しむための極上の企画をするのである。
トライアスロンの練習をしながらプラスでグルメを楽しんだり芸術を鑑賞したりするのが喝采の活動だ。



今回は、年末の東京を優雅に走りながら、満喫しようという企画。


喝采 

東京タワー&皇居
 
六本木ミッドナイトラン







集合は、麻布十番の銭湯が開く15時30分から。

その銭湯に入り、着替えてロッカーに預けていざ出陣。


メンバーは全員で6人。
廉さんが奥様とご子息を連れての参加。


麻布十番から皇居まで、ゆっくりゆっくりのスピードで走り出す。


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暮れの日曜日なので、車が圧倒的に少ない。

走るスピードは、キロ7分。
キロ7分というスピードは誰でも走れるくらいのスピードだ。

本当にゆっくりのスピードである。


こんなにゆっくりでいいのか、というくらいのゆっくりペースで走るのである。そこがいい。
走りながら、どうでもいい冗談を会話しながら走る。
走るっていうか、歩いているくらいの感覚?

心拍数も上がらない。
普通の感じ。
ぽくぽくとした感じで、ゆっくり走る。


でも、15分も走っていると少しづつ汗ばんでくる。
外気は冷たい。けれども自分のカラダの中はぽかぽかと暖かくなってくる。
その違いを楽しめるようになる。


そうすると、何が起きるのか。
これは不思議なのだが、本当の話。
いつか自分の感覚が透明になる。本当にクリアーになる。
周囲の空気や景色が自然に、自分の中に吸い込まれるようになってくる。


あぁ、東京の街って、こんなにきれいだったんだ。
一つひとつの光。イルミネーションがきれいに見えてくる。


気持ちいいねぇ。と、一緒に走っている仲間と語り合う。
東京って、こんなに気持ち良かったんだ。

とてつもなく気持ちいい。

あぁぁ、なんてこんなに気持ちいいんだ。という感覚になってくる。


ゆっくりゆっくりと走る。
その感覚を少しでも味わいたいから。
走るスピードと、周囲の環境をキャッチする感覚が絶妙に良いのだ。



いつしか麻布十番から、日比谷へ差し掛かり、夕暮れとなっていく。
皇居のお堀りの池に街頭の光が反射する。
この水に反射する光がいいね。モンマルトルのようだよな、日本にもモンマルトルがあったか。
捨てたもんじゃないよ。
と教授が言う。
教授って、いちいちかっこいいんだよ。にくいんだけどこのおじさんが(苦笑)
次は、喝采で、次はパリに行くか。なんて言う(笑)

こんなどうでも良いバカ話をしながら、ゆっくりゆっくり走っていく。




皇居に着いた。

仁ねぇと2人で、先頭をゆっくり走っている。

そろそろペースアップしようか?
と、仁ねぇ。




うん、いいよ。
教授はどう?

俺は今はいっぱいだから、かってにいってくれ。




オーケー。

じゃあ、俺たちで行こうか。



ここから。
仁ねぇと2人で、ペースアップをする。




最初は、キロ6分から5分へ。
どんどん、走る速度を上げる。
4分。皇居の半分まできた。
後半分だから、ダッシュしようか、と仁ねぇ。
オーケー。いこう。
最後は、どんどん追い込んで走る。
追い込んでいく。心拍数が上がる。カラダの感覚がわかる。
自分のフォームがわかる。ナチュラルに自分の走っている姿が見える。
どんどん走れる。スピードが上がり周囲の空気が溶ける。
いいぞ。3分台で走っている。


3分は、はっきり言うとマラソンのランニングとしてはかなりかなり速い。
本気でタッシュしないとそんなスピードにはならない。
けれども、10キロ以上走ってきながら、3分台で自分で走れるのが嬉しい。
自分のカラダのバランス、ゆがみ、足が上がる、きれいに自分のカラダが動いている。ぶれていない。
それが判ることが気持ちいい。
3分で走れる自分を確認できること。これが、とても気持ちいいのだ。
足が上がる。
速い。風を切る。
夜だけれども皇居の周囲が見える。
冷たい空気の中、まるで真空の中にいるように景色が見える。
とてもクリアーな精神と共にいる。
なんだろう?
これは。
肉体の苦しみを越えた感覚??
至福の感覚。

これって、やったことがある人にしかわからないと思うけど。。。




あぁ、ぜんぜんやれるんだ、俺は。ここに到達したのだ。
俺は、ここにいるよ。という感覚。


もう闇に包まれた皇居の周りを最後は、3分台で走り抜けた。
自分のカラダが軽い。走り終えても心臓は、はあはあ言っていない。

軽やかなカラダ。軽やかなココロ。
その二つを同時に、今俺は手に入れた。



足踏みをしながらカラダをゆっくり動かしながら、仁ねぇと仲間を待つ。
教授が到着する。廉さんファミリーが到着する。


さぁ、麻布十番の温泉に帰ろう。
またみんなでゆっくりとしたペースで走り出す。

東京タワーがライトアップされている。
とてもきれいだ。


$感動プロデューサー  郷右近丸彦のプロデューサー日記




結局今日のランは、16キロ。
ゆるやかに走って、途中、ダッシュをする人もいて楽しんだ。
良いトレーニングだった。心から気持ち良い汗をかいた。


あぁ、喝采って最高だよ !!


人生は、素晴らしい冒険の連続だ !!