明日は雨らしい。
という情報があり、それからいろいろと情報を集め出した。
企画屋の習性で、何事も戦うためには情報が必要だ、情報戦ですでに勝負の分かれ道はついているのだ、ということを身に染みている。
まず雨を意識し出したのは、那須出張から帰りの新幹線の中。
電光掲示板で、東北地方の天気が出て圧倒的に雨が多いことを知った。
ボクはイベントの仕事が多いので、携帯で天気予報が判る有料サイトの「ピンポイント天気」に登録をしている。
これはかなりピンポイントの天気予報が確認できる上、三時間ごとに天気、気温なども細かく文責できるもの。
これで、伊豆諸島の天気を見たのだ。
すると、明日は80~100%雨であることが判った。
赤坂に着くなり、エピナール那須の企画マネージャーY氏から電話があった。
郷さん、明日は雨みたいですね。
ご存じでしょうし、余計な心配かもしれませんが、雨はスリップします。
わたしの経験では、モーターサイクルのレースの場合は雨の日はタイヤの空気圧を下げるなどして接地面との調整をします。
Y氏は、もとモーターサイクルでメカニックをされていた方とのことで、その辺のことにも詳しい。
今回レース参加では、小金井トラ連のチームと一緒な行くので、10年選手の先輩方が一緒ですから、いろいろ指導してもらいます。
ご提案ありがとうございます。
と電話を切った。
彼は、ボクがトライアスロンに初挑戦をしていることを知り、いろいろと影ながら協力をしてきてくれた。とてもありがたい。男気のある人だ。
その小金井トラ連。
まずは、明日参加するメンバー全員にメールで雨情報が入る。
何人かが明日へのコメントをする。
ボクも、スリップが心配の旨のメールを出した。
すると、すぐに尊敬する師匠のかん8親分から、
気をつけるのは下りカーブと直角カーブだけです。
あとはがんがん漕ぐだけです。
なんとかなります。(^0^)/
とメッセージが入った。
じゃ、がんがん行くか !!
と思ったところ、mixiでは自転車王(高校では自転車でインターハイになんども出場してる男)であり親友のぱんぴーの381から
雨の日は、まあバイクは止まらんと思って下手なブレーキはかけないで、何かあったら突っ込んでいく覚悟でいたほうがいいよ!
こけたらそれも1つの勲章だから、上手にこけることだね!?
コーナーでもビビると余計に危ないから気合を入れて行けば大丈夫だぜ!
とのアドバイス。
確かに、そんなもんかもしれん。
と、妙に度胸がついた。
この辺りで、ボクの腹は大体据わってきた。
これまでやることはやってきた。
なるようになるさ、という心境だ。
で、その後小金井トラ連のBBSで情報を確認すると、師匠が
大島トライアスロンは、どうやら悪天候になりそうです。
雨、風の両方かも。
かつてスイムが中止になったことはないと思います。
堤防で風はかなり防いでくれます。
ただしうねりは起きますが、スイムではたいして問題になりません。
目標のブイが浮沈みして見えにくいだけです。
雨の場合はバイクの空気圧を一目盛りくらい下げます。
転倒が怖いですからね。
直進は転びませんからがんがんに漕いでください。
急カーブはかなり減速してください。
注意はそれだけです。
という情報を。
さらには、小金井トラの女王というか、奥多摩の主、かつ、トラレディ界の王者、サルデレラさまから
そりゃあ大変。
今年は6月に入っても薄ら寒いしなんか変バイクの空気圧を下げるとか減速の他にも、体温低下も気を付けて!気温25度あってもswim直後のバイクは濡れた体で風切るから指先の感覚が鈍くなって集中出来なくなっちまう
そこでswimが終わってから何かするんじゃなく、スタート前(直前じゃなくていい)に"生姜湯"(薬局で売ってるよ!)を飲むと少しだけど低体温が防げるよ!飲んだ直後は暑いぐらいなら快適にバイクスタート出来るハズ!防寒対策はアームウォーマーだね
晴れサルが行かないから雨予報かも!
ピッカリビームでを出して下さいな
(※郷注釈※ ピッカリビームとは、かん8親分が頭から出すありがたい光線であるが、宗教的意味合いはない)
とのこと。
う~む。
やはり、厳しい大会になりそうだ。
それはそれとして、
これも1つの運命。
逃げずに戦おう !!
覚悟は決まったぜ。