初レース模擬トレーニング | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

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とうとう初のレースが一週間後の今日に迫った。

このところトレーニングが思ったようにはできていなくて心配だったのだが、
ラストの調整に入る。


実は自分にとってトレーニングは楽しくはない。
むしろトレーニングを始める時は嫌だなぁ、と思うことの方が多い。
それでも自分を振るいたたせ、ここでやらなくてはどうすんだよ、
と思って走ったり泳いだりしているのだ。


今日は、レースを想定したメニューにトライすることに決めていた。
スイムこそできないが、バイクを40キロとランを10キロ。
この2つの組み合わせを、体力的には90%くらいの負荷をかけて繋げてやった場合、どの程度自分のカラダが耐えられるのか、そしてその時どんなタイムをはじき出せるのかを試してみたかったのである。


まず、バイクで
皇居を8周、ノンストップで40キロを走るレースに合わせた想定である。
正確には、皇居は一周5.8キロなので何周もすると誤差が出てくるのだが、
一周5キロと想定してトレーニングをするのだ。

皇居の周回は公道だが、皇居を左回りで走ると左折の時に信号を無視して走ることで、ノンストップで走れるという裏技がある。その走り方をすることでバイク練習をする人たちの間ではわりとポピュラーな練習メッカになっているのだ。
とはいえ、昼頃に走ったので時々信号待ちの車が左車線ギリギリに止まっていたりして追い越すことが出来ず信号で止まらざる終えない事態が何度も出くわす。

ちっ。こんなところで止まるなよ。と腹の中で思うけど、信号を遵守しているドライバーさんは何も悪くない。
ごめんね。

レースと同様の条件で走ったらどうなるか?という実験をしてみたかったので、止まるとがっくりくるんだよねぇ。

とはいえ、走った結果では、46.4キロを90分だった。

今回、自分が立てたレース配分は、

S/1.5km 25分
B/40km  90分
R/10km  60分

175分(2時間55分)  ※制限タイム240分

なので、バイクパートとしてはまあまあのところだ。


続いて、バイク40キロの後すぐに10キロを走る。

実は、トレーニングの中でもこういう実践に限りなく近い組み合わせは始めてである。
小金井トラ連の練習では、バイクの後にランをしているが、バイクがかなりキツイ坂中心のトレーニングのため、ちょっと本番とはコースが違うのと、その後のランもあまり自分を追い込んで走っていなかったので、本当に自分を追い込んだ時にどれだけ走れるのかを試してみたかったのである。


正直40キロバイクの後に10キロランはきつかった。

40キロバイクの後だとやはりカラダに疲れは残っている。皇居を始めの半周したくらいでしんどくなる。脚の筋肉や心肺がキツイし精神的にしんどい。
一周だけでやめておこうか、と何度も思う。
誰も見てるわけではないし、そもそもこんなトレーニング内容は自分の設定した内容であって、途中で予定変更したって、かまわないといえばかまわない。
40キロバイクをがんがん漕いで、その後がっつりランを5キロはしたのだから、皇居は2周じゃなくて1周だっていいじゃないか。
と、走りながら自分に言い訳する。

でも、トレーニングでできないことが本番でできるほど、現実は甘くないことを俺は過去の経験から知っている。
昔水泳選手だった頃は過酷なトレーニングを積み重ねたからこそ、本番では気持ちもカラダも余裕をもって望むことができたのだ。

歯を食いしばって走る。こんなにキツイのに、まだ後1周ある。
ゴールは遠い。

2周目。しんどいけどなんとかペースが落ちずに走り続けることができている。
ここまでくると、カラダは意志とは別にかってに動いている。
一応、今までのトレーニングの成果は、肉体には積み重さなっていたのだ。
脚などに筋肉の痛みはあるし、息は激しい。しかしそれよりもキツイのは精神だ。精神がギブアップしそうになるのだ。
気持ちさえ折れなければ、自動的にカラダは動いている。

後3キロ、後2キロとゴールが近づくにつれて、やってやる !!
という闘志の炎がとぎれないように、自分の腹の底に風を送る。

今年になって、トライアスロンを始めるにあたって、いろんなものを捨てた。
トレーニングの時間を捻出するために仕事も整理した。
2ヶ月禁酒もした。
それもこれも、全ては自分を変えるために、自ら選択したことだったのだ。
ここで、ギブアップするワケにはいかない。
俺のこの半年の決意は何だったのか? !


後少しだ、後少しだ。

心肺はずっとドクドクと波打っている。
ハアハアと息が荒い。
それでも脚を前に出す。
地面を踏みしめ、前にけり出す。
腕を力強く振る。ラストに向かってピッチを上げる。
全力を振り絞れ。


ゴール !!


タイムは自分で想像していた以上に速かった。
11.6キロを53分。
キロ4.5分で走れている。


よし、
これなら、オリンピックディスタンス51.5キロ、3時間を切れる。