日本を変える、最高の男たち | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

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昨日は、仕事のからみで楽しいイベントに参加をしてきた。


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感動プロデューサー  郷右近丸彦のプロデューサー日記-空間事始め

http://web.mac.com/haruki_kaito/サイト/4人の対談.html



日本を代表する4人のクリエイター。そして、時代をプロデュースする力を持った男たち。
その4人の男たちが、静かにけれども熱く語り合う。トークセッション・イベント。
ボクは、なぜかこの4人の人たちと、個別に親交があったので、
ぴんと来て、参加をした。


ボクにとっては、20歳近く大先輩のみなさんと同等に付き合っていただけた。

超一流の人は、心が清んでいる。
だから、なにもないことが、判る。


数珠の様な時をご一緒させていただいきました。


この素晴らしい時を一緒に共有できたこと。
感謝します。




桜井淑敏。

ブランドコンセプター & ディレクター と肩書きにはなっているが、
この人はなにものかというと、ホンダをF1 で二度も世界優勝に導いた総監督である。
アイルトン・セナが、この男となら世界を捕るために心を1つにして、命を賭けることができる !
と思った、男の中の男である。
本田壮一郎と手に手をとって一緒に時代を創ってきた人である。
そして、今尚、チャーミングでエネルギッシュ。
ボクが初めてお会いした時は、葉山のご自宅に一人でお伺いしたのだが、
いきなり桜井さんは大騒ぎしていた(笑)
家の入り口に蛇がいたのだ。
どうしたんですか? とボクが訊ねると
俺は蛇は苦手なんだ !! と言う。
あぁ、それなら大丈夫ですよ。とってあげますから。
と、言って、近づいていったら2メートルあるでかいヤマカカシだった。きれいなオレンジと緑のね。
ボクは、ひょいとしっぽをつまんで、ぐるぐると振り回し、裏の山の中にやさしくぽいっと捨ててあげた。
そういう出会いから、ボクと桜井さんのおつきあいが始まった。



海藤春樹。

照明デザイナー クリエイティブ・ディレクター
まだ日本に照明におけるクリエイターがいなかった頃から、光とは何か?
を考え追い続け、空間プロデュースに携わり、演劇の劇場空間から、都市のイルミネーション、
そして都市のあり方を考えてきた人だ。
この日のイベントは、海藤さんが東京芸術大学客員教授として教えている
学生さんたちがボランティアでイベント空間を気持ちよく演出してくれた。
学生さんたち、ありがとう !!
とても心地よくてすてきな空間でしたよ。




谷口江里也。

詩人、ヴィジョンアーキテクト
この人を説明するのが一番難しい(苦笑)
肩書きは、この人を良く知る人なら、そりゃそうだよな。と納得するものであるが、
あまりにも多才な人なので、肩書きに収まらない人なのだ、というのが本質か。
銀座資生堂ビルのコンセプトを創造し、建築プロデュースをした人だ。
谷口さんがどうやって資生堂の役員を説得したかというのが面白い。
この銀座に新しく建つシンボリックなランドマークとなるべき建物は、

天使になりたい人と。
人になりたい天使が出会う場所。
そういう場が必要なのだ

と言って、プレゼンテーションの場でオリジナルに創った絵本を配ったのだそうだ。
この話は、どんな本にも雑誌にも書かれていない。
ボクが直接、一対一で谷口さんから聞き出した話だから知っているんだ(笑)



井出祐昭。

サウンド・スペース・コンポーザー
まちがいなく、この人は世界を代表する「音」の専門家である。
ありとあらゆる、音を創造してきた。
例えば、JRの新宿駅の発車ベルの音。
じりりりと、けたたましい騒音ではなく、それでも注意を促すことのできる音。それは何なのか?
浜名湖花博で流れた、花たちを美しく咲かせるための音。
花博のエントランスに仕込んだスピーカー。誰にも気付かれず優しく隠して音を出す。
入場した人がみな知らず知らずのうちに、心が和む。
アメリカでは癌センターと共に痛みを和らげるための音を創りだした。
死を間際にされた人が、どうやったら最後の生をまっとうできるのか。
そんな音があるのだろうか?
そして、その音はみつかった。
表参道ヒルズの音響システムも井出さんの作品なのであるが、昨年夏にはボクが表参道ヒルズで
THE NORTH FACE の40周イベントにもなるライブコンサートをプロデュースしたので、
話がはずんだ。


この当代きっての超一流の男たちが集まって何を話すのか?

これはとてもスリリングで、聞きたいと思うでしょ?



進行の口火は、谷口さんの語りから始まった。


見えないものを見る力。



今、日本はとても不安で満ちている。
この不安は何によっておきているのだろうか?
その見えない原因を探る。

対談が終わった後で、ボクも発言させていただいのだけれど、
いくつも原因はあるのだが、
根っこの1つは、

身体性の欠如にあるのだ。



脳がまさってしまった。
身体を上回って。

これが、原因の1つであるのはまちがいない。



脳は、ヴァーチャルな世界を創り出す。
脳の中で、なにもないのにあるかのような世界を創れるのである。
その脳が、都市をコンクリートで固めて行った。
本来、都市を造るというのは、そういうはずではないのだが、
日本は第二次大戦後マッカーサーに犯された後、
どんどん日本を捨てていってしまった。


それが、地面をコンクリートで覆い尽くすことだった。

人間は、人間である前に、生物である。
牛や馬や鳥や昆虫や、そして植物とも一緒の生命であるにすぎない。

それが、判らなくなってしまった。
それが一番の根本的原因なのだ。とボクは思う。そして、感じる。



第2部では、桜井さんが口火を切った。


どうしたら、この世の中を変えられるのか??

そういうことを牽引するパワーのある人が、桜井さんだ。
政治家でもない。事業家でもない。宗教家ではもちろんない。
こういう、妙なエネルギーを持った人が面白い。



世の中を変えるのは、
変だと気付くことだ。

見えないものを見る力を得ることだ。

そして、ナチュラルに

これは違う !!
と主張することだ。

そして、

行動することだ。


行動することに、全ての意味は可決する。



生きるってこと。

ライブ。

アクション !!




その当たり前の単純なダイナミズムを素直に判ろうよ。