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そりゃあ、酒かっくらうことよ !!
嫌なことぜ~んぶ忘れて酔っぱらって寝るんだよね。
というのは、嘘嘘。
もちろん、そういうことも、私しています。
でも、そりゃあもちろんカラダにいいワケありませんわな。
じゃあ、どうするかっていうと、
カラダを動かして、疲れて眠る。
これが一番です。
これは理論的にもとてもあっていることなんです。
実は、昔、脳研究で有名な、養老孟司先生と一緒に仕事をしたことがあったんだよね。
何がきっかけかというと、その当時、あるプロジェクトのためにボクが企画したアイディアがあったのですよ。
ヴァーチャルリアリティのシステムがあって、そのシステムを使って何が創れるのか?
っていうお題があって、ボクがその時ひらめいたのは、
脳の中って誰もわからないワケなんだけど、脳の中を1つの建築物、もしくは空間になぞらえて、
その中を探検するソフトができたら面白いんじゃない?
で、そのソフトを創り上げるためにどうしたら良いのか考えた。
当時は茂木健一郎さんとかが台頭していた時代じゃなくて、脳研究の第一人者といったら、養老先生だったのね。
養老先生が書いた「唯脳論」というペストセラー本があって、それを読んだ。
そしたらさ、日本語で書いてあるのに、何を書いているのかさっぱりわからない !! んだよ(苦笑)
もう、わかんない。
わかんなくてわかんなくて、それでも5回くらい全部何度も読み返したの。
で、その上で、養老先生に会いに行ったんだよね。
一番最初に、養老先生と会った時に、ボクが質問したことはこう。
「脳を理解するために、
一番必要なことは何ですか?」
すると、先生はこう答えたね。
「脳の働きを理解するのに
一番大切なのは、
カラダを理解することだ」
まるで禅問答であります。
で、これだけだと、さすがによくわかんないじゃん。
でも、ボクは、それまで「唯脳論」を何回も読み、さらには独学で脳のことを調べてから会いにいったので、なんとなくその答えの意味がわかったの。
で、ボクはこう答えた。
脳がコンピュータの
ハードディスクだとすると
カラダはキーボードだとか
ディスプレイだってことですか?
ってさ。
そしたら、養老先生にやっと笑って、
「わかってるなら、俺に聞く必要は何もないじゃないか」
ってさ。
やった !!
って思ったね。
その時、感じた喜びって。
スフィンクスに挑んだ旅人みたいなもんだよ。
そうやって、ボクが企画をし、プロデュースをしたヴァーチャルリアリティ・コンテンツが世の中に
出ることになったんだよ。
タイトルは
『脳迷宮』
開発には一年をかけた。
メインプランナーであるボクが、シナリオも書いて、その当時知り合った3人のアーティストと一緒に映像を制作して、文部科学省がつくったコンテンツとしては、前代未聞のコンテンツが出来上がった。
ソフト自体の制作費が約一億円。
でも、逆にこの一億円っていうのは、とっても低い金額なんだ。
よくこのレベルの仕事をたったの一億円でやったよね、とは関係者によく言われる。
あぁ、話はそれた。
眠れない時にどうするか?
ってことだったよね。
だからさ、眠れない時は脳をだますために、カラダを動かすのが一番効き目があるんだよ。
酒を飲むのもその方法の1つ。
酒を飲むことによって、多量の毒物がカラダに回るから、それを内蔵がなんとかしなくちゃならないと思って走り回るから疲れてしまって、結局寝ちゃうんだよね。
でも、これは、腎臓とか肝臓とかに負担がかかりすぎる。
一方、単純に筋肉を使いまくる、長い間有酸素運動をする、といったようなカラダの動かし方をすると
疲れて眠れるんだよ。
ボクの場合、眠れない時には、腕立て伏せをする、腹筋をする、ヒンズースクワットをする、ストレッチをする。
とことんカラダを痛めつける。
そうすると、すとん、と眠れますね。
ぜひ、お試しあれ。