Apple製テレビのユーザーインターフェイスはSiriが担う | GoGo! Machead!

Apple製テレビのユーザーインターフェイスはSiriが担う

APPLELINKAGEさんより
http://www.applelinkage.com/archives/111031.html

AppleはSiriを搭載したテレビを2012年後半に発表し、2013年に発売する可能性があると
The New York Timesが報じました。

Appleは2007年頃からテレビの開発を着手しており、デザイナーを含めた開発メンバーは、
数多くのボタンが並ぶリモコンに変わるテレビのインターフェイスを探していたようですが、
AppleはSiriを見つけるまで色々な案を試したとの事。

その一つとして、リモコンの代わりにiPod・iPhone・iPadといったiOSデバイスを利用する案が
あったようですが成功せず、結果として音声で操作をできるSiriを搭載する事で決定したとの事。

ネット接続可能なハイビジョンテレビのリモコンを手に取るとボタン数は非常に多いですし、
マニュアルを見ると機能の多さに驚く事があります。

きっと、ボタン嫌いのジョブズはテレビの開発に着手した時にボタンが並ぶリモコンを無くすように
開発メンバーに指示したと思います。

今販売されているApple TVはテレビに接続し、Apple Remoteを使って操作する事ができます。

Apple Remoteのボタン数は非常に少なく、直感的に操作する事ができるインターフェイスを
Apple TVは採用していますが、基本は今は無きFront Rowをベースに作られたものでシンプルで
わかりやすいのは確かなのですが、今のテレビの機能を今のApple TVのインターフェイスで実現しよう
となると何度もApple Remoteのボタンを押さなくてはできずに使いづらい結果となるでしょう。

多くの機能を直感的に使いこなすにはグラフィカルなインターフェイスが良いと思います。
しかし、テレビは常にコンテンツ映像を画面上に映し続けるため、画面のスペースが必要な
グラフィカルなインターフェイスは邪魔で、操作はほぼワンアクションで完結する事が求められます。
そのためにテレビのリモコンは数多くのボタンが並ぶ事になったのだと私は思います。

もし、Siriでテレビの操作を行えるようになればSiriに話しかけるキッカケとなるボタン一つあれば、
目的を言葉に発するだけでテレビの操作ができます。
これはボタン嫌いなジョブズにとって最良の方法と判断するのではないかと思います。

先日もAppleがテレビを開発しているという記事を書きましたが、
その中でもジョブズが「テレビでシンプルなユーザーインターフェイスを提供する方法を見つけた」
というエピソードを紹介しましたが、それがSiriである事が想像できます。

音声認識で操作を行うには音声認識の精度が重要になると思いますが、
iPhone 4に搭載されたSiriはiPhoneの操作向上の目的だけでなく、テレビにSiriを採用するための
テストの意味もかなり込められているように思います。
もし、iPhone 4SのSiriを使ったテストで音声認識だけで快適な操作を得られるという結論が得られれば
Apple製テレビの登場はかなり近づくのかもしれませんね。

現在、Siriは英語、フランス語、ドイツ語に対応していますが、来年には日本語やスペイン語などの
世界の主要言語に対応する計画を明らかにしています。
今後の使用可能言語の拡大で良い評価を得られなかった言語を使う国に対してはApple製テレビの発売を
見送るという決断もされるかもしれません。

日本語は言語の組み立てが複雑で単なる音声を単語に置き換えるだけでは意図が通じない場合も
あるので、Siriが正しく評価できるのは不安なところがありますね。
もしかすると日本語版Apple製テレビは難しいのかもと勝手な想像をしてしまうのは私だけでしょうか。



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