Appleが求める需要とクオリティの高さにサプライヤーが苦しむ | GoGo! Machead!

Appleが求める需要とクオリティの高さにサプライヤーが苦しむ

Appleより
http://www.apple.com/jp/news/2010/jul/24iphonestatement.html
APPLELINKAGEさんより
http://www.applelinkage.com/#100723011

先日、Appleが2010年度第3四半期業績発表で、Macが四半期で過去最高の約347万台数を売った事、
iPadがそのMacに匹敵する327万台、iPhoneが839万台を売った事を発表しました。

Apple製品が沢山売れるのはAppleにとって良い事なのですが、
部品を供給するサプライヤーからすると需要が多すぎて辛い事もあるようです。

例えば、iPadの液晶ディスプレイを提供するLGのCEOは、

「(工場を)フル操業で生産しているものの、生産不足となっている。」
「Appleからの需要は増え続けており、需要に応じることができない。」

とギブアップ宣言。

現在、iPadはApple製品が売られている全ての国で販売されている訳でなく、
段階的にiPadの販売を開始している状態で世界的な需要は非常に多いと予想できます。

それを裏付けるように台湾で7月23日にiPadの販売が開始された際に、
販売店が用意した180台のiPadは30分で売り切れてしまうほどの勢いです。
私が住んでいる札幌でもiPadは予約待ちの状態で人気をうかがい知る事ができます。

LGのCEOは「2011年第2四半期までに必ず需要に追いついてみせる」と語っているそうですが、
2011年第2四半期ってかなり待たなくてはいけないように思えますね・・・。


次にiPhoneはiPhone 4のホワイトモデルが製造上の理由のために発売時期が7月末から
年内中に発売という曖昧な表現になって発売がずれ込みました。

理由はガラスパネルを製造する中国のLens TechnologyがAppleが求める品質のガラスパネルを
製造する事に難儀しており、Appleの需要の半分しか満たせないとの事。

Appleの製品は部材の美しさ、部品の継ぎ目の狭さなど非常に品質の高い製品になっていて
作るのが難しいと思いますし、iPhone 4はiPadよりも多くの需要があるでしょうから、
ホワイトモデルの発売を待っているユーザーは非常に多いと思います。

それなのにコスト重視で単価の安いサプライヤーに発注したせいで、
Appleの要求を満たせるモノを作る事ができずに在庫不足や発売の延期は非常に残念です。

このような製造品質の向上や在庫不足の解消は時間が解決してくれますが、
解決するまでユーザーは首を長くして待っている訳でAppleとしても後ろ向きな発表を
毎回するぐらいなら、単価は高くても品質も高い日本のメーカーに発注して欲しいって
思うんですけど、安物買いの銭失いってことわざもありますし考えてくれないかな?


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