AppeにとってApp Storeは悩みの種なのだろうか? | GoGo! Machead!

AppeにとってApp Storeは悩みの種なのだろうか?

WIRED VISIONより
http://wiredvision.jp/news/200908/2009082821.html
http://wiredvision.jp/news/200908/2009083121.html

AdMob社がまとめた試算でApp Storeの市場規模は24億ドルという予想を出し、
Androidなどのアプリストアなどに比べて驚異的な差をつけている事をレポートしましたが、
Yankee Group社の試算ではその10分の1となる2億5000万から5億ドル程度の市場規模
という予測を発表しました。

どうして、ここまでの数字の違いが出来てしまったのでしょうか?

AdMob社の試算はブログ『GigaOM』のOm Malik氏が書いた記事が元になっており、
Yankee Group社の試算はApp Storeでトップ100リストに入っているアプリ開発者とのやり取り
を元になっているとの事。

この試算方法から想像するにYankee Group社の試算のほうが信憑性が高いように思えます。

では、2億5000万から5億ドル程度の市場規模は大きいか?

iPhoneは既に1000万台以上を販売し、iPod touchも数百万台は確実に売れているはず。
ざっと1500万台で割り算をすると一人当たり16~33ドルぐらい金額を支払ってApple Storeで
アプリを購入している事になります。
この金額はiTunes Storeでアルバムを2~3セット購入すれば越えてしまいますね。

10億ダウンロードを越えたApp Storeの割には動いているお金は非常に少ないように思えます。
という事は無料アプリのダウンロードが非常に多くダウンロードされているのでしょう。

Appleは無料アプリをダウンロードさせる環境を作るためにApp Storeを開始した訳でないでしょう。

App Storeの目的は有料アプリを多く購入してもらい利益を上げようと考えていたはずですが、
世界的な経済不況によって売れなくなったアプリ開発者は少しでも元を取るために価格を下げて
多く売る戦略を選んでしまい、Appleの戦略とは違う方向に進んでしまったように思えます。

もし、Appleの戦略通りにApp Storeの市場が広がっているなら、
「App Storeの市場規模は○○億ドル」とAppleから高々に語られるでしょう。

それが行われないという事はApp Storeは苦戦しているという証拠なのではないでしょうか。


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