iPhoneの対抗馬にPalm Preが急浮上? | GoGo! Machead!

iPhoneの対抗馬にPalm Preが急浮上?

WIRED VISIONより
http://wiredvision.jp/news/200906/2009060521.html

6月6日に発売が開始された「Palm Pre」は発売日に午前5時から行列できるほどの人気で
出だしは上々だったようで購入したユーザーからも高評価のようです。

WIRED VISIONの記事ではAppleに関する著書を書いているSteven Levy氏の
Palm PreをiPhone 3Gと比べて良い所をレポートしています。

一言で言うとPalm Preが優れているは「Web OS」という新しいOSです。

何が素晴らしいかというとユーザーに複数のアプリケーションを同時に動かす
マルチタスクを提供している点です。

Web OSでは「cards(カード)」というコンセプトを用いて、
PCのウィンドウのようにマルチタスク処理を行います。

開いているアプリやウェブページを閲覧する際は写真を見る時のようにカードをスワイプし、
アプリを使用するときはカードをタップする。
その際、そのほかのアプリもアクティブな状態が継続する。
受信ボックスは新規メールを受信し、ウェブページは更新が続く。

普通のコンピューターと同じように、「Facebook」や「Twitter」、IMといった
オンライン活動への接続を常に維持できる。
なにより素晴らしいのは、アプリを利用中に別のアプリにあるものが必要になった際、
閉じて、立ち上げ、リロードするという回り道を通過する必要がないということだ。
『Google Map』を使っての移動中、スライドして連絡先のアドレスを確認したり、ポッドキャスト
を選んだり、電子メールに返信したりしたあと、すぐに元のマップに戻ることができる。


とSteven Levy氏はPalm Preの良さを語っています。

iPhoneは仕様でマルチタスクに対応していないため、
今使っているアプリから何か別な事をするときは使っているアプリを終了しなくてはいけません。

Safari、メールなどの一部のアプリは最後の状態を保持したままで終了できますが、
ゲームなどのアプリは終了してしまうとリセットされてしまい途中から続きを行う事もできません。

AppleはPalm Preの対抗策ではないでしょうが擬似的なマルチタスクを実現するために
インターネットの先にあるサーバーがバックグランド処理を行うプッシュ通知サービス
「Push Notification Service」をiPhone OS 3.0から開始します。

これにより、上記あるようなFacebookやTwitter、IMといったサービスを
ユーザーに対してあたかもマルチタスクで動いているように提供する事ができます。
これによって、Palm Preの差をある程度埋める事ができるでしょう。

これ以外にもWeb OSには洗練されたUIを持っており高い評価を得ています。
そして、Palm版App Storeとなるアプリストアを計画しておりプラットフォームとしての
魅力も今後は提供してくれるでしょう。

価格は2年契約の場合は約200ドル。

WWDC 2009で発表されるiPhoneは今より安価になると言われていますから、
価格力ではiPhoneのほうが優れていると言えますが、Palm社CEOがPalm Preを発表した時に
iPhoneより良いものを何故おなじ値段で売るのだ」と語って自身を見せています。

今後、Palm Preは新しいiPhoneにとって対抗馬になって比べられるでしょうね。


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