傾き | 吾輩はヒルシュ類縁で短腸のアラサーである。

吾輩はヒルシュ類縁で短腸のアラサーである。

腸管神経細胞僅少症(ヒルシュスプルング病類縁疾患)により短腸症候群になりました。SLE、肝硬変に振り回されつつ、七転八起しながら生きているアラサーです。
日常のことや病気のことを書いていきます。
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多分、啓くんに気持ちが動いたと思う。


一緒にいて、楽しくて楽で。安心して傍にいられる。怖くない。ううん、別にアタシは人も男の子も怖いワケじゃない。だけど、「この人、アタシのこと本当は嫌いなんじゃないかな」って思うともういてもたってもいられないから。そういうの、感じさせないでくれる。

この間、ちょっとサークルで地味に地下の方で問題起きてて。その時に「アタシが相手を信用してただけで、向こうは違ったんだな」って、何か裏切られた気分になった時があって。そのとき結構凹んだ。

その時に、励ましてくれたのが啓くんだったから。裏切られた気分で、辛くて腹立って、だけどそんな自分が許せなくて。

怒られる気がしたの、って言ったら怒ったりしないって。それは裏切られた感じがしてもおかしくないよって、怒ったりしないって。

んで、「あと、私は少なくとも蒼ノ介さんのこと信頼してますよ」って。涙腺崩壊だよ。暖かい気持ちに直に触れた感じで、嬉しかった。

そこが決定打だったんだと思う。


長男だからなのか、面倒見のいい人で、無意識に長女のはずのアタシはちょっと、妹みたいになってる時がある(苦笑)

Sな彼なので、否が応でも敵わずにMに戻るアタシ。


ふざけて交わす会話が心地良い。


「アタシね、そんなに彩ちゃんにいじられたりしてないんだよー?」

「そう?じゃあ、誰が?」

「アンタよっ!このドS」

「褒め言葉ですよねーww」

「言ってなさい」


居心地が良いってコレかな、みたいな。適度に言いたい放題。多少厳しいことでも、ちゃんと聞く。ちゃんと答える。答えられないことはちゃんと、答えられない、って言える。

優しくして欲しいけど、甘ったれたくはない。

優しくするけど、甘やかしたくはない。

そういう関係でいたいよ。


彼曰く「私は非情らしいです(心理の授業でやったテストのようなもので出た結果)」だけど、それは冷静なのでは?と思う。アタシは時折酷く偏ったものの思考をしたり、感情を乱したりしがちなので、そういう時に冷静にものを言ってくれて、安心させてくれる彼はかなり頼もしい。上の決定打なんて、その典型なのだと思う。

テキトーな時はテキトーだけど、ツボは押さえてる。

優しいことも大事だけど、冷静さとか厳しさとか、時には大切な人に厳しいことも言える人なんじゃないかって、アタシは思ってる。

そういうトコ、惹かれる。







だから、今の好きな人は啓くん。

先輩を見て、心が全く揺れないかって言ったら嘘。

でも、今のアタシの、啓くんが傍にいるときの笑顔と心の穏やかさは本当。

コレが答えではないのかもしれない。だけど、今回はコレを答えに。