あなたを愛したことが罪でも構わない
あたしはあなたについていく
それだけ
あなたのくれる口づけさえ
甘美な罰
もっと もっと頂戴
その罪な瞳であたしを一瞬で射抜いた
あなたは多分 魔物
穢れ無き 愚かな乙女を
一瞬で堕とす
魔物なんでしょ
あたしに存在する全て
血も肉も何もかもあなたにあげる
愛などいらない
首筋の微かな痛みだけが
あたしの微笑み
あぁ あたしの愛おしいひと
耳元で囁かれる
何語ともとれない囁きが
またあたしを深い罪へと
誘った
あたしは 開けてはいけない扉を開けたのよ
何って?和樹さんの「vampire」のイメージで書いた。そう、受け側のね