ミープ・ヒースさん。その2 | ヴァンサンのヨーロッパ美術珍道中

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ヨーロッパひとり旅での歓喜 感動 出会い 失敗 迷子 爆笑体験談。











またミープは戦後・・・


アンネたちを逮捕に来た・・


ジルバーバウアーSS曹長、


ミープは、言葉のなまりから直ぐにオーストリア ウィーン出身だと、


ミープ自身もウィーン出身でした。



ミープは、アンネたちが逮捕された次の日に、



アムステルダムのゲシュタポ本部に、ジルバーバウアーを尋ね、



お金を払うからアンネたちを交渉したと、



ジルバーバウアーは今日はどうにもできないから、また明日来い・・・



次の日にミープが行くと、



もう この件は、俺の手を離れた、無理だとジルバーバウアーは言った。



戦後ジルバーバウアーはインタビューを受けています。



上司~プリンセンフラハトにユダヤ人が隠れているとの密告があった、



現場に行けと命令され、


アンネたち8人を逮捕したと。


そして、興味深いのは、


ジルバーバウアーは、



ミープがアンネたちを助けに、次の日にゲシュタポ本部に来たと言う話、


まったく記憶に無い、



あれは作り話だと語っています。



ミープたち支援者はオランダではもちろん、


アンネの日記に深く感動した人たちにとっては、


英雄であり正義の人。


日記の中で


クレイマンさんが隠れ家に入って来ると、まるで太陽がパッと輝く。



クレイマンさんが居ると隠れ家の住人は皆 落ち着くと書いています。


そしてミープについては、


まるで荷駄を運ぶラバみたいに、



私たちのために使い走りをしてくれます。



ほとんど毎日です。


ミープが土曜日に私たちに為に



図書館で本を借りて来てくれるのが楽しみです。


この本を読んで、


ベップがアンネの日記を読もうとしたって文章は無かった、


いろんな人が日記を読みたいと言ったが、私は止めた。


その文面はあったが。


それが、いつしかベップになってしまったのかも知れない。


ミープがジルバーバウアーと交渉した話し・・・


今では、それが定説となり、


映画でもミープがジルバーバウアーの所へ行く場面は描かれます。


正義のミープの話が本当で、


アンネたち家族を逮捕して死に追いやったジルバーバウアーは悪で嘘。


だれもが疑いもしません。


ジルバーバウアーは戦後裁判にかけられます、


その裁判でアンネの父 





オットーはジルバーバウアーは上司の命令に従っただけ、



彼には罪は無いと証言しています。


オットー、凄い、


確かにジルバーバウアーは任務を遂行しただけ、


でも、奥さん、二人の娘、隠れ家の7人の命は戻って来なかった、



その逮捕にきたジルバーバウアーに罪は無いって。





長い事アムステルダムの隠れ家に



ジルバーバウアーの写真が貼られていたけど、


今では、その写真も無くなった。



隠れ家を訪れた、誰もがジルバーバウアーの写真を見て・・


お前が悪いんだって・・


お前が逮捕に来たからだ・・・



悪だと思いますよねグー


ちょこっと違う角度でみると・・・


ジルバーバウアーは任務を断る事なんか出来なかったろうし、


断る理由も無かった。


ドイツ軍~見たユダヤ人は敵だったのだからビックリマーク


その中でも、ドイツ国民でありながら



ユダヤ人を救い出すために戦った人も居た




戦争でドイツが勝っていたらはてなマーク


怖いですね・・・



今回の記事



ミープさんを非難してるんではないんですよビックリマーク


翻訳はめちゃくちゃなんて本はたくさんあるし、


何処までが、実際にミープさんが語った言葉か解りませんからビックリマーク