国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネット
もう皆さんはこの二人の最後を知っていますね
フランスの民衆は国王や王妃の命を狙って革命を起こしたわけではないんですよ
国王夫妻は身の危険を感じ国外に逃亡しようとして
民衆は自分たちを見捨てた行動に
そんな人は国王の資格がないと怒りに火がつきます
ギロチンのある広場へと連れて来られる国王ルイ16世
国王はいったいどんな事を考えて、この場所に来たんでしょうね
まさか、こんな形で自分の人生が終わるとは思ってもみなかったでしょうね
絶対王政と言われたフランスの国王だったんですからね
民衆は自分たちを見捨てた国王がギロチンに乗せられて歓喜します
まさにギロチンの刃が落とされようと
「朕は国家なり」・・・太陽王と呼ばれたルイ14世
そのルイ14世の時代には、けして考えられない事だったでしょうね
そして最後の瞬間は王妃にも訪れます
マリー・アントワネットの肖像
とても王妃とは思えない簡素な服装ですよね
コンシェルジュリーの牢獄でギロチンに架けられるまでの王妃
オーストリア~政略結婚で嫁いだフランスで
まさか、こんな最後になるなんて
王妃もどんな思いだったのでしょうかね
王妃マリー・アントワネットがギロチンにかけられ
その首を串刺しにして民衆に高々と見せる
歴史と言ってしまえば・・・・・
昔あった事と言ってしまえば・・・・・
それまでですよね
この絵を見てたら、人間の中に潜む狂気
ギロチンを見に来る民衆
串刺しの首を見て興奮する民衆
その民衆の中に潜む狂気
誰もが持ってるかも知れない狂気を見たような気がして
1枚の歴史画では片づけられない
絵の奥に潜む本当の意味を少し見て感じた想いでした