「あなな(己無)」。「な」は一音なくなりました。「あな(己)」は自己を客観的に表現した表現(→『音語源』「あな(己)」の項)。「な(無)」は「なし(無し)」の語幹になっているそれです(→『音語源』「なし(無し)」の項)。「あなな(己無)」は(自己の)自己のない部分。「岩の穴(あな)」は岩の、岩の無い部分。あるであろう体(あるであろう形状、ではなく、あるであろう物量体)がないという印象は凹部で生じる。後世的な言い方をすれば「おのなし(己無し)」ということでしょうか。
「あなな(己無)」。「な」は一音なくなりました。「あな(己)」は自己を客観的に表現した表現(→『音語源』「あな(己)」の項)。「な(無)」は「なし(無し)」の語幹になっているそれです(→『音語源』「なし(無し)」の項)。「あなな(己無)」は(自己の)自己のない部分。「岩の穴(あな)」は岩の、岩の無い部分。あるであろう体(あるであろう形状、ではなく、あるであろう物量体)がないという印象は凹部で生じる。後世的な言い方をすれば「おのなし(己無し)」ということでしょうか。