「あしやり(足遣り)」。足を遣(や)る。歩行を状況に任せてしまったような状態になること。「あさる」という動詞は歩き回ることを表現することが基本です。なぜ歩き回るかというと、基本は、獲物その他を捜し求めることです。「春の野にあさる雉(きぎし)の…」。ある動態が理性が働かなくなっているかのようになっていることも表現します。「食ひあさる」。