「あてさ(当てさ)」。「さ」は何かを指し示します。何かに当てると(体表に)現れるそれ、の意。現代では「あざ(痣)」は打撲による内出血や皮膚内の部分的(特に色の)異意変化を意味しますが、古く、はこの「あざ」という言葉は、「あ」の完成感や「さ」の動感により、疣(いぼ)や瘤(こぶ)も意味しました(平安初期のもので「疣」を「あさ」と読んでいるものがあります。

「疣(イウ)」は疣(いぼ)でしょう)。