「あきふくみ(飽き含み)」。物事がうんざりし嫌になること。「此大勢を見て、敵もさすがにあぐんでや思ひけん、只此彼(ここかしこ)に走散て」。「眼を皿に、足を棒に、尋ねあぐんだ当人は…」(夏目漱石『虞美人草』)。「攻めあぐねて」は攻める手段が尽き、どうしようもなくなっています。「攻めあぐんで・攻めあぐみて」はあまりにも難攻不落であったりし攻めることにうんざりしいやになっています(→前投稿「あぐね」(動詞)の項参照)。