「あせ(汗)」のそれぞれの音(オン)に形容詞連用形語尾「く」をつけた表現。二度重なることは、それにより動態形容する「あせ(汗)」が強調されました。戯表現に近いものです。多量の汗をかくような状態になり、の意。「あくせく働く」。中国語の「齷齪(アクソク・アクサク)」(歯が細かくつまっていること。さらには、ちまちま、こせこせしていること:「齷齪」という漢語はあります)による語とも言われますが、意味も音(オン)も異なります。つまり「齷齪」は意味印象と音(オン)がある程度似た語であることによる当て字。「あくせくでかせいだ暮の餅の重」(雑俳:(松尾芭蕉的な)本格的な俳諧に対する、遊戯化している俳諧)。