「あけはり(明け張り)」。「はり(張り)」という動詞は、「は」のH音の感覚感とそのA音の情況感により情況的感覚感・表面感・平面感の情況にあることを表現します。「幕を張る」も「ポスターを貼る」も「声をはる」もすべてそうです。動態の感覚的表面感、それゆえの出現感も表現します(→(春になり)「芽がはる」)。「あけはり」は、「あけ(明け)」(開放感)が張ること。「明け」(開放感)が情況として感覚的に動態の感覚的表面感・それゆえの出現感のある情況になること。その開放感の現れは何か(それに影響を受けつつある自分の環境)の光度・光量が増しそうなります。それにより視界も広がり見る対象も明瞭なものになる(それが開放感)。これは自動表現です。名詞の「あかり(明かり)」(「明かりをともす」)はこの連用形名詞化。