今回ロシア語で合格された少なくとも二人の方が、『ロシア語通訳教本』から筆記が出題された旨を書いておられました。
『ロシア語通訳教本』ですが、何でこんな古い本からと思いました。
まだ私が現役でロシア語を学んでいたころ購入していた本で、いまだに所有しています。
その頃の定価は3200円と書かれていますが、今はプレミア化して5900円〜22011円のようですね(買っててよかった〜)。
そのときはろくに勉強もしていなかったのですが、今見返してみるとまさに通訳案内士の試験に出そうな話題が取り上げられています。
第3部には、「日本の風物と生活」として。自然、歴史、社会、人間関係、教育、生活、余暇、「日本文化」として、日本の美、庭園と建築、古典芸能、宗教、武道、住と衣、和食といった通訳案内士試験おなじみのテーマ。
またコラムにはご親切に「ガイド試験(現通訳案内士試験)」のことまで記されています。
この本は2007年に出版されているようですが、ロシア語という今や人気のない言語で日本文化を説明している本は少ないでしょうから、この本から出題されても何の不思議もないかもしれません。
ですから現存するロシア語の本の中で、日本文化を取り上げているものはそれほど多くないと思われます。
そう考えると、それらの本すべてそれらの本にあたっておく必要があると思いました。